タビオの中途採用事情

 

靴下屋、マイティソクサー、タビオなど、5つのブランドを展開する、靴下専門店チェーン、タビオ株式会社。1968年の創業以来、一貫して靴下作りに特化して事業を展開している、この分野を代表するメーカーです。

 

2000年代には、売上不振に陥ったこともありましたが、製造・流通システムの効率化を行うことで、コストを削減するとともに、顧客のニーズにこだわった商品作りの徹底化が、ユーザーからの支持を得て、売上高を伸ばすことにも成功するなど、順調に業績を回復させています。

 

現在は、国内店舗数を300近くまで広げるだけでなく、フランスやアメリカへの進出を成功させるなど、海外展開の動きを加速させています。アパレル業界のなかでも、将来性が高いメーカーなので、転職先候補として見た時にも悪くありません。

 

このページでは、タビオの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

目次

タビオの中途採用求人の傾向

中途に関しては、ストアスタッフ、店長、デザイナー、商品企画、営業、生産管理、品質管理、広報、Webマーケティング、経理、経営企画など、様々な職種を対象に、募集がかかっていますが、求人数自体は決して多くはありません。

 

また、タイミングによって、具体的に求人が出ている職種が異なるので、詳細については、こまめに求人情報をチェックするようにしてください。

 

なお、タビオは中途に関しては、公式サイト内の採用情報ページ、もしくは、民間の転職会社経由で求人を出しているので、これらが有効な情報源となります。転職会社に関しては、代表的なものを、このページの最後にリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ちなみに、応募条件は、職種によって異なります。基本的には、該当業務に関する実務経験が必須となりますが、なかには経験不問という求人もあります。また、アパレル業界における就労経験が必須となる求人もあれば、業界不問とする求人もあります。

 

ただし、これはあくまでも応募資格に関する話であり、実際の選考においては、経験者のほうが有利ですし、採用が決まった時の給与についても、経験者ほど優遇される傾向にあります。

 

未経験者が仕事に就ける可能性というのは、決してそれほど高くないということは、頭に入れておいたほうがいいです。

 

タビオの社員年収・昇給制度について

タビオに勤務する社員の給与水準ですが、職種別の具体的な年収事例を幾つか挙げると、下記の通りとなります。

 

【販売職】

  • 20代 販売員 年収200万円
  • 20代 販売スタッフ 年収230万円
  • 20代 店長 年収300万円
  • 30代 エリアマネージャー 年収420万円

【総合職】

  • 30代 企画 年収380万円
  • 30代 営業 年収470万円
  • グラフィックデザイナー 年収200万円
  • Webデザイナー 年収300万円
  • Web広報PRリーダー 年収400~800万円

 

タビオは、基本給に加えて、年2回の賞与が支給されるといった、ごく一般的な給与体系となっていますが、賞与は少額に留まるケースが多く、そのため、ただでさえ、収入が高いとは言えないアパレル業界内においても、平均なみ、もしくは、やや低めの給与水準となっています。

 

ただし、残業代については、全額支給となっていること、家族手当、住宅手当、退職金制度、社内割引制度、会員制福利厚生サービスなど、福利厚生が充実しているので、待遇面で、会社に不満を持つ人は、それほど多くはありません。

 

ちなみに、タビオは、財形貯蓄制度、確定拠出年金制度、社員持株会制度も整備されているので、資産形成がしやすいというメリットもあります。

 

昇給については、年1回、給与が見直される機会がありますが、必ずしも、毎年、給与がアップするわけではないですし、上がったとしても、少額となるケースが多いです。ただし、管理職に就けば、給与が一気に上がることが多いので、そこは可能性があると言えます。

 

また、タビオは、近年、業績が拡大しているので、今後は、給与が全体的に上がる可能性もあるので、アパレル業界において、転職先を探しているのであれば、タビオの給与動向について、最新の状況を確認しておくことをオススメします。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途の場合、前職までの実績や、本人のスキルを加味して、基本給が算出されることになりますが、ここは交渉次第で数字が変わるという要素もあるので、タビオから提示された金額に納得出来ない時には、そこで諦めるのではなく、必ず交渉するようにしてください。

 

その結果、数字が上がるケースが少なくないので、妥協してしまうのはモッタイナイです。もし、こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に交渉の代行を依頼してください。

 

彼らはプロなので、この手の交渉には長けており、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、自分で何とかしようとするよりも、良い結果に落ち着く可能性が大なので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

タビオの評価制度について

タビオの人事評価制度は、部署全体の売上や実績などの数字と自己評価を元に、直属の上司が査定を行うという仕組みとなっています。評価項目は細分化されており、数字以外の頑張りの部分もきちんと評価されるので、公平な評価制度と感じる人が多いです。

 

また、タビオは、会社の方針として、新しいことにチャレンジする姿勢を見せる社員を、積極的にバックアップしていることもあり、新規事業に携わっている人、自分から動いて、周囲を引っ張っているような人が高評価を受けやすい傾向にあります。

 

なお、公平感が強い評価制度とは言っても、査定は上司一人に任されているので、個人の趣向が色濃く出るということは避けられません。

 

そのため、この会社で高評価を得るには、日頃から上司とコミュニケーションを取り、相手から期待されている役割を把握したうえで、その役割を果たすことが重要です。

 

教育制度・成長環境について

タビオの教育制度は、とても充実しており、商品知識や現場の業務について学ぶための社内研修制度が充実していますし、管理職向けには、部下育成・指導方法などのマネジメント研修も用意されているなど、ポジションに応じて、スキルアップの機会を持つことが出来るようになっています。

 

また、それらとは別に、社外から講師を招かれて行われる勉強会が定期的に開催されていますし、先述したように、タビオは、新しいことにチャレンジしやすく、仕事を通じて、色々なことを経験出来る環境となっています。

 

OJTが整っている会社でもあるので、先輩スタッフ・上司の指導を受けながら、業務遂行に必要な知識・技術を、効率良く、身につけることが可能です。

 

ワークライフバランスについて

タビオは、残業削減の意識が高い会社ということもあり、残業が少ない部署が大半を占めていますし、休日出勤についても、例外的に発生する程度なので、プライベートを重視する人にとっても、まず満足出来る環境です。

 

有給についても、前もって申請しておけば、希望通りに休むことが出来ますし、繁忙期を除けば、長期休暇を取得することも許されているので、定期的に、家族で海外旅行に行くというような人も多いです。

 

女性の働きやすさについて

タビオには、数多くの女性スタッフが勤務していることもあり、任される仕事の内容が、男女で違いが出るといったようなことは、一切ありません。キャリアアップについても、男女差はなく、能力が高い人であれば、誰でも管理職に就くことが出来る会社です。

 

また、産休・育休が取得しやすい会社でもあります。実際に、休みを取った時には、自分の穴埋めをするために、会社が派遣社員を臨時で採用して、業務を肩代わりさせるようになっているので、産休・育休を取ったとしても、周りの社員への負担が少なく、安心して休むことが出来ます。

 

タビオの転職先としての価値

ここまで、タビオの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、教育制度が整っており、短期間で、自分を大きく成長させることが出来る会社なので、成長意欲が高い人にとっては、タビオは、やり甲斐を感じる職場と言えます。

 

かつ、ワークライフバランスが良好な会社でもあるので、自分の時間を大切にする人にとっても、オススメの職場です。

 

逆に、ネックとなるのが、給与の低さですが、福利厚生の充実度で穴埋めされているので、少なくとも、アパレル業界で働くのであれば、特に問題はないと思います。(他社と比較して、待遇面が悪いと感じることは、まずないはずです。)

 

ただし、他業種の会社と比較すると、やはり低いと言わざるを得ないですし、アパレル企業のなかでも、ごく一部には、かなりの好待遇企業も存在するので、こういった会社と比較して、どうかということはあります。

 

そのため、最終的には、様々な企業の求人と見比べてみて、どう判断するかということになってくると思います。

 

下記に、タビオの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは様々な企業の求人情報を押さえているので、ぜひ他社のことについても、聞いてみてください。

 

なお、転職会社は、アパレル業界専門の会社と、様々な業種の企業を横断的に扱う総合系会社に分かれるので、アパレル企業については前者、他業種の企業については、後者に相談するのがベストです。

 

ちなみに、転職会社は、文字通り転職のプロなので、転職先選びに関するアドバイスを受けることも可能です。プロの視点で、冷静に意見を述べてくれて、とても参考になるので、自分一人で決めるのは難しいという時には、色々と話をしてみることを、オススメします。

 

<アパレル業界専門の転職会社>

 

<総合系転職会社>

 


転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。