スワロフスキー・ジャパンの中途採用事情

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全世界に多くのファンを持つオーストリアのジュエリーブランド、スワロフスキー。独自の製法と加工法によるカッティング技術を活かしたクリスタルガラスで有名な、ガラス製造会社ですが、近年では、様々なアクセサリー商品の製造を手掛け、ヒットさせています。

 

日本法人である、スワロフスキー・ジャパンは、1973年に創業。スワロフスキー製品の企画・輸入・販売事業を行っています。

 

従業員数500名ほどの中規模の会社ですが、スワロフスキー自体が、建築・インテリアなど、積極的に事業を広げているため、日本法人も、組織を拡大しており、新卒・中途を問わず、人材募集をかけています。

 

このページでは、スワロフスキー・ジャパンの中途採用求人の内容や、社員の年収・就労環境などについて、まとめていますので、転職活動の際に役、立ててください。

 

目次

中途採用の募集内容・選考プロセスについて

スワロフスキー・ジャパンの中途採用の求人情報については、スワロフスキー本社の公式サイト内にある採用情報ページに掲載されています。
http://www.swarovskigroup.com/S/careers

 

(※サーバーが落ちていることが多いのですが、その場合、時間をおいて、再度アクセスするようにしてください。)

 

全世界共通の採用ページとなるため、少し見づらいのですが、世界中のショップ・支店の求人情報を確認出来ますし、どの国の店舗に対しても、応募することが可能なので、海外で働いてみたいという人は、海外の求人情報も、ぜひチェックしてみてください。

 

ただし、就労ビザの問題があるため、日本人がそう簡単に、海外で採用されることはありません。自国の人間より優先して採用したいと思わせるだけの実力・実績が不可欠なので、この点は注意してください。

 

日本法人の状況ですが、数は少なくなりますが、常時、求人が出ています。販売職だけでなく、総合職の求人も出ていおり、募集対象となる職種は多岐に渡ります。雇用形態については、正社員、もしくは契約社員の求人が大半を占めています。

 

販売職に関しては、関東地方や関西地方にある店舗が主な配属先候補となります。スワロフスキーは、全国規模で転勤の可能性がある会社なのですが、異動を避けたいという人は、勤務先地域を限定したうえで、採用してもらうことも可能です。

 

なお、中途に関しては、即戦力の人材を採るというのが、会社の採用方針となっており、どの職種においても、マネージャークラスの求人が中心となります。

 

そのため、実務経験が必須となりますし、マネジメント経験や英語力が求められるケースも珍しくありません。応募条件のハードルは高めなので、アパレル業界での勤務経験が長い人でないと、採用されるのは難しいです。

 

※補足

前述したように、スワロフスキー・ジャパンは、中途の求人数が、それほど多い会社ではないので、総合職での転職を考えている人の場合、自分が希望する職種に関する求人が、なかなか見つからないかもしれません。

そのため、採用情報ページをこまめに確認するか、もしくは転職会社に登録しておくことをオススメします。(一度登録しておけば、新規求人が発生するたびに、通知してもらえるので、自分で探す手間が省けて便利です。)

このページの最後に、アパレル業界の求人情報に強い転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

社員年収・昇給制度について

スワロフスキー・ジャパンの社員年収ですが、職種や役職によって大きな違いがあります。年収事例をいくつか挙げると、下記のようになります。

 

【販売職】

  • 42歳 販売員 年収260万円
  • 31歳 販売員 年収330万円
  • 35歳 店長 年収400万円
  • 30歳 店長 年収500万円

【総合職】

  • 42歳 営業主任 年収600万円
  • 36歳 企画課長 年収850万円
  • 37歳 マーケティング 年収900万円
  • 55歳 プロモーション課長 年収1000万円

 

スワロフスキー・ジャパンは、正社員、契約社員ともに、年俸制となっており、ボーナスはありません。そのかわり、インセンティブ制度が導入されており、目標を達成すると、インセンティブ賞与が支給される仕組みとなっています。

 

アパレル業界における給与水準と比較すると、販売職に関しては、ほぼ平均、総合職については、業界水準以上となっています。役職に就けば、年収1000万円を超えることも可能なので、高収入を目指している人にとっては、オススメの会社です。

 

ただし、管理職以上に昇格しない限り、大幅な給与アップは見込めません。一般職の場合、昇給は殆どなく、上がったとしても、微々たるものです。収入増を勝ち取るには、ポジションアップが不可欠と考えてください。

 

中途採用者の場合、入社時の年収が、ずっとついて回ることになるので、転職する時の条件交渉が非常に重要です。妥協せず、自分が納得出来るまで、交渉するようにしてください。(中途半端な状態で合意してしまうと、後々、後悔することになります。)

 

もし、こういった交渉が苦手ということであれば、先ほど触れた転職会社に交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので交渉術に長けていますし、スワロフスキー・ジャパンの社内事情にも精通しているので、うまく話を進めてくれます。

 

スワロフスキー・ジャパンの人事評価・組織体制について

実力主義の会社なので、目標の達成率が人事評価のベースとなる制度が採用されています。部署ごとの査定となるため、曖昧な部分もあり、自分の価値観に沿って評価を下す上司もいるため、時には不当と思えるような評価を受けることもあります。

 

ただし、基本的にスワロフスキーは、実力がある人間が正当に評価され、昇進していく会社なので、実績を挙げれば、20代の若手社員でも、重要な仕事を任せてもらえますし、そこで結果を出せば、役職に就くことも可能です。

 

キャリアアップ志向が強い人にとっては、間違いなく、やり甲斐を感じることが出来る職場環境が整っている会社です。

 

ワークライフバランスについて

スワロフスキー・ジャパンは、部門ごとの業務量の差が大きな会社です。残業が殆どない職場もあれば、深夜まで働くことが常態化している部署もあるなど、様々です。後者の場合、有給も殆ど取れません。

 

近年、労働環境を改善するために、会社として、残業時間を減らすこと、有給の取得率を上げることに取り組むようになっているため、今後は、改善されるかもしれませんが、現状においては、仕事のために、自分の生活を犠牲にせざるを得ないような状況です。

 

そのため、ワークライフバランスを重視する人は、事前に、自分が配属されることが想定される職場の状況について把握しておくことをオススメします。(転職会社であれば、このあたりの実情を押さえているので、教えてくれます。)

 

なお、イベントやプロモーションに関わる部署だと、長時間労働が避けられないので、プライベートと仕事の両立は難しいのが現状です。

 

女性の働きやすさ

スワロフスキー・ジャパンは、女性社員の比率が高いうえ、実力主義を採っている会社なので、男女で業務内容や就労環境に差がつくことはなく、女性にとっては働きやすい会社です。キャリアアップの機会も、男女平等であり、マネジメント職に就いている女性社員が、多数存在します。

 

ただし、業務量が多い部署だと、体力勝負という要素が出てくることになり、その場合でも、女性だからといって、業務負荷を減らしてもらえるといったことはないので、体力がない人だと、働き続けるのは難しいかもしれません。

 

産休・育休、時短勤務といった育児支援制度については、一通り整備されていますが、部署によって、利用のしやすさに差があります。上司の考え方にも、大きく左右されるので、このあたりも、事前に確認しておくことをオススメします。

 

スワロフスキー・ジャパンの転職先としての価値

ここまで、スワロフスキー・ジャパンの就労環境について見てきましたが、頑張れば頑張るだけ、見返りが得られる会社ですし、結果を出せば、高給与も期待出来るので、転職先候補としてみた場合、悪くない会社です。

 

ただし、部署によっては、かなりの激務となるので、仕事と同じくらい、自分の時間や家族との時間も大切にしたいという人にとっては、魅力を感じる職場にはならないかもしれません。

 

その人の価値観によって、スワロフスキー・ジャパンとの相性が違ってくるので、このあたりは時間をかけて、じっくり考えるようにしてください。

 

下記に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますが、当然、彼らは様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人についても教えてもらって、比較検討するのもアリです。

 

また、転職先に望む条件などを伝えれば、それらの条件を満たす求人を紹介してもらえるので、興味がある人は、ぜひ一度相談してみてください。

 

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