イチオクの中途採用事情

 

小売店への卸業を中心に事業を運営しているアパレルメーカー、イチオク。元々は、医療品や服飾雑貨、貴金属などの輸入販売事業から始まった会社ですが、今現在においては、Merlot、Rich or Die、Drug Honeyなど、7つの独自ブランドを展開するまでになっています。

 

また、ネット専門の卸問屋として、小ロットで商品を卸したり、OEM商品の受注生産を請け負ったりするなど、規模の小さな個人店舗、中小零細企業にとっての頼りになる駆け込み寺的な存在として、信頼を得ています。

 

社員規模が230名と小さな会社ですが、独自性の高い面白いビジネスモデルを、次から次へと構築する創造性と、オリジナリティに優れた商品を創り出す企画力を持ち合わせています。

 

良い意味で、仕事に遊び心を取り入れている会社であり、社内の雰囲気は明るく、この業界で転職を目指すうえでは、転職先候補の一つとしてオススメです。

 

(ユニークな発想を持つ社員が多いので、特に、デザイナー、クリエイター気質の人にとっては、面白さを感じられる職場だと思います。)

 

業績が好調なこともあり、イチオクからは、様々な求人が出ているので、興味がある人は、一度チェックしてみることをオススメします。

 

このページでは、イチオクの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

目次

イチオクの中途採用求人の傾向

中途採用については、販売職、総合職(デザイナー、商品企画、生産管理、経理、事務など)のどちらにおいても、求人が常時見つかる状況です。

 

なお、雇用形態に関しては、正社員採用案件が、最も多いのですが、販売職の一部、及び、総合職のアシスタント的なポジションの求人だと、アルバイトとしての採用となるケースもあります。

 

ただし、イチオクには、正社員以外の雇用形態で採用されたとしても、勤務実績次第で、正社員として再雇用される、正社員登用制度が用意されているので、真面目に働けば、近い将来、正社員になれると考えて、間違いなしです。

 

応募条件については、総合職だと、実務経験が必須となりますが、販売職や総合職のアシスタントの求人だと、高卒以上の学歴があれば、経験不問とする求人が多くなっているので、未経験者にも採用されるチャンスがあります。

 

求人情報の入手方法

イチオクの公式サイト内にある採用情報ページに、募集要項が掲載されているので、そちらから詳細について、確認することが出来ます。
http://www.ichioku.com/employment

 

また、中途採用案件に関しては、民間の転職会社も取り扱っているので、そちらに問い合わせることでも、求人情報を入手することが出来ます。

 

ちなみに、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を保有しており、イチオク以外の求人のことについても、教えてもらうことが可能なので、興味がある人は、あわせて聞いてみるのも良いでしょう。

 

このページの最後に、イチオクの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

イチオクの給与制度、社員年収について

イチオクに勤務する社員の給与水準ですが、職種別の年収事例をいくつか挙げると、下記の通りとなります。

 

  • 販売 28歳 年収280万円
  • 販売 32歳 年収240万円
  • 販売 主任クラス 26歳 年収340万円
  • 店長 27歳 年収350万円
  • 経営企画  43歳 年収750万円
  • マーチャンダイザー・バイヤー 34歳 年収600万円
  • WEB編集・コンテンツ企画 32歳 年収550万円

 

イチオクの給与体系は、基本給に加えて、年2回(7月、12月)の賞与が支給されるという一般的なものとなっています。以前は、アルバイトや準社員でも、賞与が支給されることがあったのですが、近年は、そういったケースは少なくなっています。

 

賞与については、業績に連動する形になり、業績が良ければ、3~4ヶ月分が支給される一方で、業績が悪い年だと、全く支払われないこともあります。

 

そのため、イチオクの給与水準を他社と比較するのは、難しい部分があるのですが、賞与が良い年には、他社以上、賞与がない時には、総合職に関しては、業界標準から、やや高め、販売職については、低めというふうに捉えてください。

 

残業代については、基本的に、実働分が全額支給されることになりますが、元々、残業自体が少ない会社なので、支給額としては、たいしたものではありません。

 

昇給に関しては、毎年1回、3月に給与見直しの機会があるのですが、昇給しない、もしくは、昇給はしたけど、少額だったというケースが多いので、それほど、期待は出来ません。

 

ただし、イチオクは、昇進して管理職に就けば、大幅に給与が上がる会社なので、そこは、やり甲斐があります。

 

福利厚生については、各種社会保険が完備されているほか、退職金制度、従業員割引制度などが用意されています。また、近年、健康増進の観点から、オフィスが禁煙になり、多くの社員から喜ばれています。

 

なお、これらの福利厚生は、一定の条件を満たした、アルバイトスタッフも対象となります。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴・実績をもとに、基本給が算出されることになりますが、ここは交渉次第という要素もあるので、イチオクから提示された金額に納得がいかない時には、そのまま受け入れるのではなく、希望条件を伝えて、話し合うようにしてください。

 

前述したように、イチオクは、給与が大幅にアップしにくい会社なので、ここで妥協してしまうと、入社後、後悔することになりかねません。

 

転職する時というのは、最も自分の要望を受け入れてもらいやすいタイミングでもあるので、なおさらです。このチャンスを逃さないようにしてください。

 

もし、こういった条件交渉の経験がなく、どう進めていいか分からないということであれば、前述した転職会社に交渉を代行してもらってください。

 

彼らは転職のプロなので、この手の交渉事に慣れており、うまく話を進めてくれますし、実際に、条件アップに成功するケースが多いです。

 

交渉が苦手な人が、自力で解決しようとすると、かえって状況を悪くさせてしまうので、無理をせず、転職会社のサポートを受けることをオススメします。

 

イチオクの評価制度について

イチオクの評価制度は、売上・実績といった数字、及び、自己評価シートの内容をもとに、直属の上司が査定を行うようになっています。部署や職種によって、査定が行われる回数に違いがありますが、半期に一度というのが、基本となります。

 

なお、部署ごとの傾向としては、販売、営業といった職種だと、売上のような、目に見える数字で、評価が下される傾向にあるので、査定の内容が明快で、結果に不満を感じる人は、少ないです。

 

一方、それ以外の職種だと、評価基準を確立するのが難しいこともあって、最終的には、上司の裁量に任されることになりますが、査定の内容が公開されていないため、不透明な評価制度と思う社員が存在するのが、実情です。

 

(なかには、不公平な評価をされたと、会社に不信感を持つ人もいます。)

 

ただし、先ほども触れたように、査定者が直属の上司ということもあり、日頃から、上司とこまめにコミュニケーションを取って、自分がどんな役割を求められているのか、正確に理解したうえで、その期待に添う結果を残せば、高評価を受けられます。

 

そのため、評価制度が不透明でダメということで終わるのではなく、評価を得るための指標を、自分から調べに行くといった積極性を持つことが重要です。

 

(元々、イチオクは、前向きな姿勢の人を好む風土がある会社なので、こういった人は、高評価を得られます。)

 

教育制度・成長環境について

イチオクには、基礎研修やキャリアアップ研修など、様々な研修制度が用意されており、自分の能力に合わせて、適切なスキル・知識を習得することが、出来るようになっています。

 

そのうえ、自分から希望を出せば、社外の勉強会に参加出来るので、業務以外のビジネススキルを学ぶ機会も得られます。

 

かつ、OJTの仕組みが機能していて、上司や先輩スタッフからの指導を受けられるようになっており、働きながら技術を身につけることが出来る環境です。

 

イチオクは、チャレンジ精神を大切にする会社なので、やる気があれば、新しいことに挑戦出来ますし、その時には、大きな裁量を与えてもらえます。

 

新規プロジェクトを自分で企画して、責任者として立ち上げるといったことも、認められており、意欲さえあれば、色々なことを経験出来るので、成長意欲が高い人には、オススメの会社です。

 

ワークライフバランスについて

イチオクは、全社的に、残業を減らす取り組みを行っているため、残業が少ない部署が大半を占めており、定時に帰れるケースが多いです。

 

もちろん、自分が任された仕事が間に合わなければ、残業をして対応することになりますが、元々の業務配分が適性で、就業時間内に終わるように配慮されているので、よほどのことがない限り、遅くまで、残業することはありません。

 

有休についても、前もって申請しておけば、希望通りに、休みを取ることが出来ますし、急な休みに対しても、対応してもらえるので、プライベートと仕事を両立させやすい会社と言えます。

 

なお、有休については、午前、午後の半休も認められており、2回分を合わせて、1日として計算されるため、社員からは使いやすいと好評です。

 

ただし、急に欠員が出て人員不足に陥っているなど、一時的に、1人当たりの業務負担が膨大となり、残業が多くなるようなケースもあります。(そういった場合、当然、有休も取れなくなります。)

 

あくまでも、例外的なことですが、こういったこともあるということは、頭に入れておいてください。

 

女性の働きやすさについて

イチオクは、女性社員の割合が多い会社ということもあり、仕事の内容・責任分担において、男女で差が付けられることはないですし、昇進・昇給の機会に関しても、男女平等なので、キャリアアップに意欲的な女性にも、オススメの会社です。

 

産休・育休といった子育て支援制度についても、しっかりと整備されていて、取得実績も多々あります。復帰後には、時短勤務で働くことが認められているので、子育てに支障を来すことなく、仕事を続けることが出来ます。

 

注意点としては、職種によっては、体力が必要となる職場も存在しており、それまでは問題なく働けていたとしても、妊娠中や育児中だと、きつく感じることがあるということです。

 

そういった場合には、周りのスタッフがフォローしてくれるので、基本的に心配する必要はないのですが、周囲をおもんばかって、『キツイ』ということを言わずに、無理してしまう人もいるので、そういったことはせずに、素直に助けを求めるようにしてください。

 

イチオクの転職先としての価値

イチオクは、残業が少なく、有休が取りやすいという、就労環境が良好な会社なので、プライベートを大切する人に、オススメです。

 

また、社内教育制度が整っている、色々なことにチャレンジさせてもらえる、自分から率先して、新しいことを始められるなど、成長意欲がある人にとっても、魅力を感じる部分が多い会社と言えるでしょう。

 

その反面、待遇面に関しては、同業他社と比較しても、給与はそれほど悪くはないのですが、賞与がカットされる時もありますし、福利厚生は、充実した内容にはなっていないので、総合的に判断すると、どうかなという部分があるのも、事実です。

 

そのため、最終的には、他社の求人と比較したうえで、イチオクへの転職の判断を下すというのが、ベストですが、社内の雰囲気は良く、働きやすい会社なので、ぜひ、真剣に検討してください。

 

下記に、イチオクの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らはイチオクの社内事情に精通しているので、ほかに何か、こういったことを知りたいということがあれば、直接問い合わせてみてください。

 

また、イチオクにすべきかどうか、判断に迷うことがあれば、相談してみるのもアリです。転職会社は多くの人間の転職をサポートしてきた実績があり、その実績をもとに、客観的にアドバイスしてくれるので、参考になること、間違いなしです。

 

仮に、それでイチオクは止めておこうという判断になった場合には、別の会社の求人を紹介してもらうことも出来ます。転職先を決める際には、頼りになる存在なので、うまく活用してください。

 

<イチオクの中途採用求人を扱っている転職会社>

 

※補足
このなかで、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』の2社については、総合系の転職会社なので、様々な業種の企業の求人案件を押さえています。もし、アパレル以外の業種の会社に興味があるようでしたら、この2社に相談してみてください。