ウェディング関連事業を展開する東証一部上場企業、テイクアンドギヴ・ニーズ。ホテルウェディングだけでなく、一軒家の洋館や戸建てレストランなど、一風変わった挙式・披露宴をプロデュースしており、その斬新や・ユニークさから、人気を得ています。
ここ数年、国内のブライダル業界は頭打ちとなっていますが、テイクアンドギブズは、商品のマージン改善やコスト削減を継続的に進めつつ、海外への展開を図るなど、事業体制の改善に努めた結果、順調に業績を伸ばしています。
ただし、市場環境が厳しいことは変わらず、テイクアンドギヴ・ニーズでは、今後も、顧客のニーズに合った新しいサービスを展開することを、会社の方針として打ち出しています。
そういった背景から、様々な知識・経験を持つ有能な人材を求めており、中途採用についても、積極的に行っています。このページでは、テイクアンドギヴ・ニーズの中途採用求人の動向や、社員の年収・就労環境などについて、まとめていますので、転職活動に役立ててください。
目次
中途採用の募集内容・選考プロセスについて
テイクアンドギヴ・ニーズでは、キャリア採用ページを開設しており、このページ内において、現在、募集中の中途採用求人の詳細について、確認することが出来ます。
https://www.tgn.co.jp/recruit/entry/
ウェディングプランナー、料理スタッフ、ドレスコーディネーター、フラワーコーディネーターなど、様々な職種において、求人が出ています。料理長、店長といった管理職を募集する求人や、経営幹部候補(支配人)を募集する求人も存在します。
即戦力の人材を募集しているため、実務経験が必須となるような求人が大半を占めていますが、アルバイトや契約社員であれば、未経験者でも応募出来ます。経験を積めば、正社員への昇格のチャンスもあるので、実務経験がないという人は、こういった求人を狙うことをオススメします。
なお、必要とされる実務経験の年数については、求人ごとに異なるので、個々に確認するようにしてください。(ポジションが上の求人、も高給与の求人ほど、当然、条件は厳しくなります。)
また、テイクアンドギヴ・ニーズへの転職を検討する時には、勤務先に注意してください。全国各地に展開している店舗が対象となるので、選択肢は豊富なのですが、一部の職種においては、定期的に異動が発生するものもあります。
そのため、転勤は避けたいという人は、異動なしを前提としている求人を選ぶようにしてください。(同じ職種でも、転勤ありのパターン、なしのパターンに分かれているので、細かくチェックするようにしてください。なお、転勤ありのほうが、給与は高くなる傾向があります。)
社員年収・昇給制度について
テイクアンドギヴ・ニーズの社員年収ですが、等級制を採用しているため、同じ役職でも、等級によって収入額が変わりますが、ブライダル業界の給与水準と比べてみると、高めの設定となっています。代表的な年収事例を挙げると、下記の通りになります。
- 24歳 サービススタッフ 年収230~250万円
- 24歳 サービススタッフ 年収2250万円
- 27歳 ウェディングプランナー 年収370万円
- 30歳 マーケティング 年収550万円
- 32歳 マーケティング 年収450万円
- 34歳ウェディング事業部マネージャー 年収480万円
- 37歳ウェディング事業部マネージャー 年収580万円
- 28歳 広告宣伝 年収500万円
- 40歳 支配人 年収800万円
- 42歳 支配人 年収630万円
基本給に各種手当が支給されるという、一般的な給与体制であり、正社員・契約社員に対しては、年2回の賞与が、別途支給されています。
目標達成率に応じて支払われるインセンティブも存在するため、年収の個人差が大きな会社です。(同じ年齢・職種の社員でも、年収ベースで50~100万円近い差がつくことも珍しくありません。)
また、地域手当が加算されるため、勤務先地域によっても、給与差が生じるので、注意してください。(勤務地に対するこだわりがない人は、あえて地域手当が高い場所を選ぶという考え方もあります。)
年2回の昇給制度が導入されており、結果を出せば、給与が上がる仕組みとなっています。ただし、一定のポジション以上になると、外部企業が行う試験を受けて、合格することが、昇給するための必須条件となります。
上司の推薦がなければ、試験を受けること自体が出来ないので、かなりハードルが高くなりますが、その分、給与も高額となります。(部長以上の役職に就いている人だと、年収1000万円以上も、普通に狙えます。)
テイクアンドギヴ・ニーズの人事評価・組織体制について
テイクアンドギヴ・ニーズは、MBOを軸にした成果主義を採用している会社であり、半年ごとに、目標の達成度合いについて、上司から評価を受けることになります。
この評価が昇進・昇給にストレートに反映されるようになっていますが、実績などが目に見えるように数値化されているので、社員の納得度は高いです。
年功序列ではないため、若い人でも、どんどんポジションを上げていくことが出来ます。管理職に就いている人も多く、上司が年下というケースが、テイクアンドギヴ・ニーズでは、珍しくはありません。
優秀な人材が、重宝されるため、努力のしがいがある職場と言えますが、可視化された評価方法なので、プレッシャーを感じやすいのも事実であり、マイペースでノンビリ働きたいという人にとっては、テイクアンドギヴ・ニーズは、働きづらい会社かもしれません。
ワークライフバランスについて
テイクアンドギヴ・ニーズは、全体的に業務量が多い会社であり、残業が当たり前となっている職場が多いです。
特に、顧客と直接関わるような職種だと、休暇中の急な呼び出しや夜からの打ち合わせが、日常的に発生するため、休日出勤・深夜勤務の回数が、どうしても多くなってしまいます。
また、こういった部署だと、自分の仕事が終わっても、帰りにくい雰囲気があったり、有給も取得しづらいなど、拘束時間が長くなりがちであり、ハードな毎日が原因で体調を壊す人もいます。(それが、原因で退職するケースもあります。)
ワークライフバランスに対する意識の高まりから、業務の改善や見直しが行われているので、今後は、環境が良くなる可能性がありますが、現時点では、まだまだという状況なので、注意してください。
なお、現状においても、本社勤務の管理職以上だと、現場ほど仕事に追われることはなく、プライベートの時間を確保しやすいので、キャリアアップすることで、収入を増やすだけでなく、労働環境を改善することも出来ます。
女性の働きやすさ
業界がら、テイクアンドギヴ・ニーズは、女性社員の比率が高く、男女が同等に扱われる会社なので、女性にとっては働きやすい会社と言えます。実績や売り上げといった数字で評価されるため、昇進に男女差はありません。
ウェディングには、女性の感性が必要ということもあり、職場によっては、女性の意見が強く、男性のほうが、立場が弱かったりします。女性にも、キャリアアップのチャンスが開かれているので、バリバリ働きたい人にとっては、オススメの会社です。
ただし、前述したように、業務量が多い会社なので、体力がないと、仕事を続けるのは、難しいです。また、結婚、出産を考えた場合、家事や育児を行いながら、膨大な業務量をこなすことは難しく、家庭と仕事との両立を諦め、職場を去る社員が少なくない状況です。
テイクアンドギヴ・ニーズの転職先としての価値
ここまで、テイクアンドギヴ・ニーズの就労環境について見てきました。激務の会社ですが、それに見合うだけの見返りは期待出来るので、仕事を第一に考える人にとっては、転職先として検討するに値する会社と言えます。
その反面、拘束時間が長いので、自分の時間、家族との時間を大切にしたいという人にとっては、不満を感じてしまうかもしれません。
このように、会社に対して何を求めるのかによって、テイクアンドギヴ・ニーズの評価は変わってきますが、長所と短所が明確になっている企業なので、このあたりの判断はしやすいと思います。自分にとって、どうなのか、じっくりと考えてみてください。
なお、テイクアンドギヴ・ニーズの中途採用求人については、転職会社も募集を受け付けています。この場合、転職会社経由で応募することになりますが、面接に通過するためのアドバイスを受けたり、初任給などの条件交渉を行ってもらうといったサポートを受けることが可能です。
特に、条件交渉については、彼らはプロなので、心強いです。会社側に対して、うまく話を進めてくれます。テイクアンドギヴ・ニーズに直接応募した場合、こういった交渉を自分でしなければいけなくなりますが、転職会社ほどはうまくいかないので、サポートを受けたほうが確実です。
また、転職会社は様々な企業の求人情報を保有しているので、テイクアンドギヴ・ニーズ以上に、自分にとって満足出来る求人があるかどうか、調べてもらうことも出来ます。転職する際には、何かと頼りになる存在なので、うまく活用してください。
下記の転職会社であれば、テイクアンドギヴ・ニーズの中途採用求人を扱っているので、相談先として最適です。