リーバイ・ストラウスジャパンの中途採用事情

 

今さら説明するまでもない、世界を代表するジーンズメーカー、リーバイ・ストラウスの日本法人であるリーバイ・ストラウスジャパン。日本におけるリーバイスブランドの輸入・販売を一手に担っています。ここ数年、苦戦していましたが、2015年頃から回復、少しずつ、業績を伸ばしています。

 

ただし、以前は、日本法人でも、商品を企画したり、日本国内の工場で限定品を生産したりするなど、企画・製造に注力していましたが、今は、グループ全体で、グローバル企画商品で統一するようになり、その結果として、日本法人は輸入・販売に特化するようになってきています。

 

そのため、アパレルメーカーというよりは、商社のような立ち位置となってきており、事業形態が変化しているので、リーバイ・ストラウスジャパンへの転職を検討する際には、注意してください。

 

営業やマーケティング、店舗販売といった職種においての転職であれば、問題なしですが、デザイナーやパタンナーとして働きたい、商品企画に取り組んでみたいといったことだと、今のリーバイスでは難しいです。(募集自体がゼロに等しいです。)

 

このように事業形態を変化させつつある、リーバイ・ストラウスジャパンですが、常時、中途採用で人材を募集しているので、転職のチャンス自体は、十分にあります。

 

このページでは、求人の傾向、及び、社員年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。

 

目次

リーバイ・ストラウスジャパンの中途採用求人の傾向

リーバイスの公式サイトには、採用情報ページが用意されていますが、こちらは、基本的に店舗スタッフやお直し専門スタッフといったアルバイトの募集がメインとなります。(稀に契約社員での採用となる求人も出ています。)
http://www.levistrauss.co.jp/recruit/

 

ただし、リーバイスでは正社員登用制度が設けられており、入社後の勤務実績次第では、正社員として再契約してもらうことが可能です。

 

一方、総合職(正社員)については、営業、マーケティング、生産管理、経理財務、経営企画といった職種で、求人が出ることがありますが、組織規模が小さな会社ということもあり、数自体は限られたものとなります。

 

また、こういった職種については、転職エージェント経由で募集をかけるケースが多いので、公式サイトをチェックしても、なかなか求人が見つからないと思います。

 

そのため、転職エージェントに問い合わせてみることをオススメします。このページの最後に、アパレル専門のエージェントを数社リストアップしておきますので、参考にしてください。

 

なお、求人数自体が少ないので、問い合わせても、求人がゼロということになるかもしれませんが、その時には、求職者登録(会員登録)をしておくことをオススメします。一度、登録しておけば、新規求人が発生した時に、メールで通知してもらえるので、自分で探す手間が省けて便利です。

 

また、エージェントは、様々な企業の求人を保有しているので、他社の求人を紹介してもらうのもアリです。転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件に合う企業を探してくれます。

 

リーバイス以上に魅力を感じる求人が出てくるかもしれないので、興味がある人は、併せて聞いてみてください。

 

補足)リーバイスの中途採用求人の応募条件について

リーバイ・ストラウスジャパンは、総合職に関しては、即戦力となる人材を募集しているため、どの職種に関しても、実務経験が必須となります。未経験者は応募しても、まず却下されると考えてください。

 

一方、販売職に関しては、求人ごとに異なり、経験者を募集する求人もあれば、経験不問とする求人もあるなど、幅広くなっています。また、店舗によっては、英語力があると優遇されるケースもあるので、英語が得意な人は要チェックです。

 

リーバイ・ストラウスジャパンの社員年収・昇給制度について

リーバイ・ストラウスジャパンに勤務する社員の年収ですが、具体例を挙げると、下記の通りとなります。

 

【販売職】

  • 28歳 販売員 年収240~270万円
  • 40代 販売スタッフ 年収280万円
  • 30代 店長 年収360万円
  • 40代 エリアマネージャー 年収700万円

 

【総合職】

  • 35歳 営業 年収350万円 
  • 36歳 営業課長 年収650万円
  • 40代 システムエンジニア 年収700万円
  • 40代 経理部長 年収1500万円
  • 管理部マネージャー 年収1200万円

 

給与は、14分割され、6月、12月に1か月分プラスして支給される年俸制となっています。業績次第ですが、決算賞与が支払われる場合もあります。

 

全体的には、アパレル業界内では、高めと言える給与設定となっており、特にマネジメント層になると、その傾向が顕著になります。たとえば、部長クラスの場合、販売職は、年収700万円以上、総合職は、年収1000万円以上になるケースが多いです。

 

リーバイ・ストラウスジャパンは、成果主義の会社なので、実力があれば、若い人でも、管理職に昇進出来るため、年齢に関係なく、高収入を手に出来る可能性があり、キャリア志向が強い人にとっては、やり甲斐がある会社と言えます。

 

昇給については、年に2回のチャンスがありますが、ポジションが変わらない限り、実際に給与が上がるケースは稀であり、仮に、昇給したとしても少額なので、管理職以上に昇進することが、給与を上げるための必要条件となります。

 

なお、中途採用者に関しては、前職のポジションや実績を加味して、初任給が設定されることになりますが、交渉次第という側面があります。自分の有用性をアピールすることで、年収が上がったという例もあるので、年収にこだわるのであれば、納得するまで、交渉することをオススメします。

 

こういった交渉が苦手ということであれば、転職エージェントに代行してもらうようにしてください。彼らはプロなので、交渉術に長けています。交渉ベタな人が自分で無理に話を進めるよりも、好条件を引き出せる可能性が高いので、ぜひサポートを受けてみてください。

 

リーバイ・ストラウスジャパンの評価制度について

売上や実績といった数字で、評価を行う成果主義の会社なので、結果を出すことができれば、高い評価を得られます。目標達成率が重視されるため、評価の透明度は高くなっており、不公平感を覚える社員は少ないです。

 

ただし、同僚を圧倒するような功績を上げないと、高評価を受けることは難しく、並大抵の努力では、なかなか認められないということは、頭に入れておいたほうがいいです。

 

また、高評価を得るには、査定者である上司の心証が重要なので、日頃から、円滑にコミュニケーションを取って、意思疎通を図っておくことも重要です。(上司の意向を汲み取って、その方向で成果を出す人は、高い評価を得やすいです。)

 

なお、昇進に関しては、英語が出来ることが武器になるケースもあります。また、チャレンジ精神のある人や自己アピールが出来る人が昇進しやすい傾向にあるので、キャリアアップを目指すのであれば、常日頃から、こういったことを意識しておいたほうがいいです。

 

教育制度・成長環境について

リーバイ・ストラウスジャパンには、業務に関するトレーニングや英語の勉強会など、様々な研修制度が用意されており、スキルアップを図りやすい環境です。

 

やる気があれば、新しいことにチャレンジ出来る会社でもあるので、様々な業務において、働きながら、経験値を上げることが可能です。ちなみに、英語を使う部署では、自然と英語力が上がったと感じる社員が多数います。

 

また、有名なブランドということもあり、社外の人間とのコネクションを作りやすく、アパレル業界でのキャリア形成が容易に出来るというメリットもあります。

 

ワークライフバランスについて

リーバイ・ストラウスジャパンは、残業が殆どなく、ほぼ定時で退社出来ます。休日出勤の機会も、ゼロに等しいので、プライベートを重視にする人にとっては、十分に満足出来る会社と言えます。

 

有給休暇についても、ほぼ本人の希望通りに取得出来るので、まとまった休みを取って旅行に行くといったことも可能です。

 

そのうえ、総合職だと、フレックスタイムで働けるので、スケジュール調整における本人の裁量が大きく、かなり自由度が高い働き方が可能となっています。

 

ただし、長時間労働を美徳とするような、古い考えを持つ人間が管理職に就いている部署だと、残業を強いられることもあるので、要注意です。

 

あくまでも一部の話なので、かなり例外的ではあるのですが、まだ、こういった人が存在するのも事実です。この点について気になる人は、入社後、自分が配属されることが想定される部署の状況について、事前に確認しておくことをオススメします。

 

女性の働きやすさについて

リーバイ・ストラウスジャパンは、男女で、仕事内容に差がつくようなことはなく、性別にかかわらず、同じ条件下で働くことが出来る会社です。キャリアアップのチャンスについても、男女平等なので、実力があれば、いくらでも昇進を目指すことが可能です。

 

部署によっては、男性よりも女性のほうが高い評価を受けやすかったりするぐらいなので、女性にとっては、非常に働きやすい会社と言えます。

 

また、産休・育休制度についても、一通り整備されており、利用者も多数存在します。休暇後の職場復帰についても、まず問題ありません。総合職の場合、フレックスを使えるので、子供がいることで、働きづらいと感じることは、あまりないようです。

 

ただし、キャリアアップを目指そうとすると、仕事量が多くなり、残業や休日出勤が避けられなくなるので、その点は、注意が必要です。

 

リーバイ・ストラウスジャパンの転職先としての価値

ここまで、リーバイ・ストラウスジャパンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、成果主義の会社ということもあり、実力次第で、高収入を得ることが可能です。

 

研修や勉強会といった社員教育制度も充実しているうえ、上司に有能な人材が多く、働きながら様々な技術を取得出来るので、成長意欲が高い人にとっては、やり甲斐がある環境と言えます。

 

自分のノルマをこなしていれば、何も言われないので、プライベートの時間を確保することも可能です。

 

こうやって書くと、非常に良い会社のように思えるかもしれませんが、これらは全て、自己責任とセットの話となります。結果を出せなければ、給与は上がらないですし、仕事が遅ければ、必然的に労働時間が増えることになります。

 

こうなっても、会社側からフォローを受けることはないので、そういった意味では、厳しさも同居している会社です。

 

この両面を冷静に見比べたうえで、転職を目指すかどうか判断するようにしてください。下記に、アパレル専門の転職エージェントをリストアップしておきますが、こういった判断に関して、意見を求めるのもアリです。

 

冷静な視点でアドバイスしてくれるので、自分一人では判断がつかないという時には、ぜひ相談してみてください。

 

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