カルティエ、ンブラン、ダンヒル、クロエなど、数々の有名ブランドを傘下におさめるリシュモングループ。1988年に創業された、比較的、若い会社ですが、急成長を遂げ、今では、宝飾品・時計類のラグジュアリーブランド市場において、世界3位のシェアを占めるまでになっています。
そのリシュモングループの100%出資により、設立されたリシュモンジャパンは、日本市場における経営権を保有、全国各地に店舗を展開しています。訪日観光客増の追い風を受け、ここ数年、増収増益を維持しており、順調に事業を拡大しています。
そのため、人材登用を積極的に進めており、新卒・中途を問わず、人材を募集しています。このページでは、リシュモンジャパンにおける中途採用求人の傾向、及び、社員年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
目次
リシュモンジャパンの中途採用求人の傾向
販売職、総合職を問わず、募集がかかっていますが、数としては、やはり、販売職がメインとなります。ただし、総合職に関しても、営業・マーケティング・物流管理・経理財務、人事、経営企画といった職種を中心に、募集がかかるケースが多いです。
注意点としては、リシュモンジャパンの傘下には、高級ブランドが多いこともあり、アパレル企業としては、応募資格が厳しくなっています。
総合職はもちろんのこと、販売職に関しても、最低3年以上の実務経験が求められていますし、5年、10年といった年数が要求されるケースも珍しくありません。また、職場によっては、英語や中国語について、ビジネスレベルでの運用能力が、必要条件に含まれることもあります。
かなり、ハードルは高くなりますが、それだけに、給与・待遇面については、好条件となっているので、アパレル業界でキャリアアップを目指すのであれば、リシュモンジャパンは格好の会社です。
求人情報の入手方法について
リシュモンジャパンは、自社では採用を行っておらず、全て、転職会社経由で募集がかかっています。(販売職に関しては、大手求人サイトに求人が掲載されることもあります。)
そのため、リシュモンジャパンの求人情報を入手するには、アパレル業界に強い転職会社に問い合わせる必要があります。このページの最後に、リシュモンジャパンの中途採用求人の取り扱い実績がある転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
リシュモンジャパンの社員年収・昇給制度について
リシュモンジャパンに勤務する社員の年収ですが、具体的な事例を挙げると、下記のようになります。(販売職、総合職に分けて、まとめています。)
【販売職】
- 20代 販売員 年収340万円
- 30歳 販売スタッフ 年収400万円
- 38歳 副店長 年収700万円
- 45歳 店舗マネージャー 年収800万円
【総合職】
- 30歳 営業 年収500万円
- 30歳 経理 年収510万円
- 事務 年収550万円
- 事業部課長 年収900~1200万円
- 事業部課長代理 年収700~900万円
リシュモンジャパンは、基本給に年2回の賞与が支給されるといった給与体系となっています。基本給が高めに設定されているうえ、残業代がほぼ全額出ることから、業界内でも、かなり高めの給与額となっています。
また、賞与とは別に、個人目標達成の度合いに応じたインセンティブが支給されることになるので、実績次第では、年収を数十万近く、上積みすることが可能ですし、会社業績にもよりますが、基本的には、毎年、昇給があるので、長く勤めることで、それなりの給与増が見込めます。
もちろん、管理職に昇格すれば、年収が大幅にアップすることになり、販売職でも年収700万円、総合職では年収1000万円以上が視野に入ってきます。給与面については、リシュモンジャパンは申し分がない企業と言えるでしょう。
リシュモンジャパンの評価制度について
リシュモンジャパンは、実績や売り上げといった数字をもとに、評価を行う成果主義制度を用いている企業なので、実力次第で、幾らでも昇進することが可能です。やればやるだけ、高い給与をもらえるので、自分の力で勝負したいという人にとっては、やり甲斐を感じられる会社です。
ただし、外資企業ではありがちなことですが、評価における上司の権限が非常に強いため、上司のさじ加減で、査定が大きく左右されます。そのため、高評価を得るには、上司との関係を良好に保つことも、重要になると考えてください。
教育制度・成長環境について
リシュモンジャパンは、社員教育に力を入れており、実務に関連する知識を学ぶ各種研修プログラムや英会話トレーニングプログラムが用意されており、希望者は、誰でも自由に受講出来るようになっています。
また、現役の社員からは、成果主義の会社ということもあり、上司に優秀な人が多いため、普通に仕事をするだけでも、得られるものが多いという声もあります。
自分が発案して、新規プロジェクトを立ち上げることも認められているので、ゼロから仕事を作り出すような経験をしてみたいという人にとっては、リシュモンジャパンは理想的な環境と言えます。
ワークライフバランスについて
リシュモンジャパンは、ワークライフバランスが良好な企業と言えます。休みが取りやすい会社であり、有給消化率は非常に高いです。仕事に支障がなければ、長期の連続休暇を取得することも可能です。
平日に関しても、残業が常態化している状態でしたが、ここ数年は、残業時間を削減する方向で会社が動いており、実際に減少するなど、労働環境が改善されています。
その一方で、遅くまで働いていたり、休日に出勤したりしている社員も存在します。給与アップや昇進を狙ってのことですが、リシュモンジャパンは、こういったことを認める会社でもあり、働き方については、かなり自由です。
女性の働きやすさについて
リシュモンジャパンは、男女平等の会社であり、男性でも女性でも、同じように働いていますし、キャリアアップの機会についても、男女を問わず、全社員に開かれています。実力主義の会社なので、自分次第で、幾らでも昇進・昇給を手にすることが出来ます。
特に、販売・マーケティング・広報といった部署においては、女性社員の割合が高く、女性が主要ポジションを任されているケースが多いです。
産休・育休に関しても、きちんと整備されており、多くの社員が利用しています。(数回に分けて取得することも可能です。)また、休暇から復帰した後は、時短勤務を選択することが出来るので、仕事と子育ての両立が図りやすい環境と言えます。
リシュモンジャパンの転職先としての価値
ここまで、リシュモンジャパンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、成果主義の会社なので、自分の力で勝負してみたいという人にとっては、やり甲斐を感じられる職場と言えます。(社内教育制度がしっかりしている会社なので、成長意欲が高い人にとっても、同様です。)
ただし、これらは裏返していれば、常に結果を出すことが求められる環境とも言えるので、そのプレッシャーを楽しめるような人でないと、働き続けることは難しいでしょう。
そういった意味では、リシュモンジャパンは人を選ぶ会社とも言えます。自分に合う会社なのかどうか、冷静に見極めたうえで、転職の判断を下すことをオススメします。
下記に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますが、彼らはリシュモンジャパンの社内事情に精通しているので、自分一人では判断がつかないという時には、アドバイスを求めるのもアリです。客観的な視点で分析してくれます。
また、転職会社は様々な企業の求人情報を押さえているので、他社の求人について教えてもらうのもオススメです。複数の企業を比較することで、初めて見えてくるものがありますし、もしかしたら、リシュモンジャパン以上に合う会社が出てくるかもしれません。
聞いてみて損することはないので、ぜひ色々と話をしてみてください。
<アパレル業界に強い転職会社>
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転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。