多数のオリジナルブランドを展開する、日本有数のアパレル企業、マークスタイラー。直営店の運営、フランチャイズ店・小売店への卸売といった、従来の販売手法に加えて、インターネット販売への取り組みを強化することで、順調に売上を伸ばしています。
ただし、マークタイラーは、数年前に、業績不振に陥っており、上記のような販売手法の強化に併せて、就業環境改善、人事制度改革を行うことで、業績を改善したという背景があります。
こういった社内改革・改編は、今も継続中であり、今後の成長を維持するために、外部から、有能な人材を積極的に採用する方針を採っています。そのため、様々な職種において、中途採用の求人が発生しています。
このページでは、マークスタイラーにおける中途採用求人の傾向、及び、社員年収、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
目次
マークスタイラーの中途採用求人の傾向
中途採用求人の詳細については、公式サイト内にある採用情報ページにおいて、募集要項が掲載されており、こちらから確認することが出来ます。
http://mark-styler.co.jp/midcareer.html
販売職、総合職のどちらに関しても、募集がかかっています。具体的な職種名を挙げると、販売・営業・事務・デザイナー・MD・VMD・PR・Web担当といったところですが、タイミングによっては、マーケティング、品質管理、経理、人事、経営企画といった職種でも、募集がかかることがあります。
どの職種においても、該当業務に関する実務経験が求められているので、未経験者が応募するのは、まず不可能です。ただし、必要とされる経験年数については、1~3年程度で済むので、社会人経験がある人であれば、誰にでもチャンスがあると考えてください。
なお、実務に関する経験・スキル以外では、マークタイラーは、チームワークを重視する社風があるので、協調性やコミュニケーションスキルといったものが、必須能力として求められることになります。(個人主義の人の場合、マークスタイラーへの転職は難しいです。)
マークスタイラーの社員年収・昇給制度について
マークスタイラーに勤務する社員の年収ですが、具体的な事例を挙げると、下記のようになります。
【販売職】
- 20歳 ショップスタッフ 年収220万円
- 20代 販売スタッフ 年収250万円
- 24歳 販売員 年収290万円
- 36歳 店長 年収460万円
【総合職】
- 30歳 営業 年収350~400万円
- 30歳 営業課長 年収500万円
- 25歳 PR 年収290万円
- 25歳 事務 年収250~300万円
- 32歳 MD 年収360万円
- 28歳 Web担当 年収400万円
- デザイナー 年収450万円
マークスタイラーは、基本給に賞与が支給されるといった、ごく一般的な給与形態となっていますが、職種によっては、別途、インセンティブが発生することになります。
ただし、ボーナスやインセンティブは、業績に応じて支給されるため、赤字の年だと、かなり金額が少なくなるということは、頭に入れておいてください。
また、基本給については、年1回、昇給の機会が設けられていますが、毎年上がるわけでないことに加えて、昇給額は少額にとどまるケースが大半なので、あまり期待は出来ません。
もちろん、管理職に昇格すれば、一気に給与が上がるので、マークスタイラーにおいても、高収入を得ることは十分に可能なのですが、職位が変わらない限り、年収も変わらないと考えてください。
そのため、中途採用で入社する時には、給与額の交渉が非常に重要になってきます。前職までの実績を加味して、給与額が算定されることになりますが、交渉次第で、金額が変わるのが実情なので、交渉力のある人とない人では、給与差が大きなものとなります。
入社後は、そう簡単に給与が上がることはないので、面接時の交渉において、妥協するのはNGです。納得出来るまで、とことん話し合うようにしてください。
もし、こういった条件交渉は苦手ということであれば、転職会社に交渉を代行してもらうことをオススメします。彼らはプロなので、交渉術に長けており、うまく話を進めてくれます。
100%うまくいくとは限りませんが、自分で行うよりも、よい結果に落ち着く可能性が大なので、最初から依頼したほうが賢明です。
ただし、注意点としては、転職会社が交渉してくれるのは、あくまでも、自社で扱っている求人に関してのみです。そのため、マークスタイラーの求人を扱っていない転職会社に依頼しても、意味はありません。
最初のステップとして、マークスタイラーの求人を扱っている転職会社を探し出す必要があるということを覚えておいてください。ただし、アパレル業界に強い転職会社であれば、まずマークスタイラーの求人をカバーしているので、それほど心配する必要はありません。
このページの最後に、代表的な転職会社を数社リストアップしておきますので、参考にしてください。(タイミングによって、マークスタイラーの求人を扱う転職会社が変わってくるので、数社に同時にコンタクトして、確認したほうが、より確実です。)
マークスタイラーの評価制度について
マークスタイラーの評価制度は、売上や実績などの数字を基準に評価を行う成果主義なので、実力があれば、誰でも昇進することが可能です。
新しいことへのチャレンジをサポートする社風もあるので、やる気次第で、様々な仕事を経験することが出来ます。(それが、高評価にもつながるという好循環になっています。)
しかしながら、直属の上司の裁量に任されている部分も大きく、上司の好き嫌いで査定に違いが出るのが避けられないのも事実なので、マークスタイラーにおいて、高い評価を受けるには、仕事で結果を出しつつ、上司との人間関係を良好に保つことが必須と考えてください。
教育制度・成長環境について
マークスタイラーの募集要項を見ると、研修制度があると書かれていますが、実際には、研修や勉強会が開催される機会は、それほど多くないので、会社主催のトレーニングに期待している人は、気をつけてください。
ただし、自分で学ぶ意識があるなら、実務を通じて、様々なことを教えてもらえるので、スキルアップすることは、十分に可能です。前述したように、自分自身のアイディアを実現しやすい会社ですし、新規事業の立ち上げに関与出来るなど、熱意があれば、面白い経験が出来る環境です。
ワークライフバランスについて
部署にもよりますが、マークスタイラーは、残業が多い職場が多く、ワークライフバランスが良いとは言えません。(プライベートと仕事の両立が難しいと感じる社員は、多数存在します。)
ただし、冒頭でも触れたように、ここ数年、就業環境の改善に取り組んでいるので、少しずつですが、残業時間が減っているという部署が増えてきています。現在も、取り組みは続けられているので、今後は、労働環境が改善される可能性が高いと考えて大丈夫です。
また、現在の状況下においても、仕事が忙しいなか、業務を計画的にこなすことで、長期休暇を取得することに成功している人もいるので、自分の次第で、休みの取りやすさが変わってくるということを、頭に入れておいてください。
(マークスタイラーは、自由に仕事が出来る会社なので、このあたりのスケジュール調整については、自分次第で、どうにでもなるという要素があります。)
女性の働きやすさについて
マークスタイラーは、アパレル企業ということもあり、女性社員の割合が高くなっており、女性が働きやすいように、環境が整備されています。仕事内容に関して、男女差はないですし、成果主義の会社なので、実力があれば、女性でもキャリアアップが可能です。
子育て支援体制についても、育休・産休制度が完備されており、取得している社員が多数存在します。復帰後も、勤務時間の調整や休みの取りやすさなどで、会社からサポートしてもらえるので、子供を持つ人でも、働きやすい状況です。
ただし、復帰後は、重要なポストから外されることもあり、そのことを不満に思い退職する人もいます。そのため、部長以上の役職をみると、男性が多いのが実情です。
マークスタイラーの転職先としての価値
ここまで、マークスタイラーの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、成果主義の会社であり、能力が認められれば、年齢に関係なく、昇進・昇給が可能なため、実力で勝負したいという人にとっては、オススメの会社です。
ただし、改善傾向にあるとはいっても、仕事量が多い会社なので、効率良く、仕事を進めることが出来ないと、長時間労働を強いられることになります。かつ、仕事が遅いということで、評価が下がることになるので、あくせくせず、マイペースで働きたいという人には、向いていない環境です。
そういった意味では、マークスタイラーは、人によって、合う・合わないがはっきりする会社とも言えるので、自分にとって、転職するだけの価値があるのかどうか、冷静に考えたうえで、判断を下すようにしてください。
最後に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますが、彼らはマークスタイラーの社内事情に精通しているので、このあたりの判断について迷うようであれば、意見を求めるのもアリです。客観的な視点で、アドバイスしてくれます。
また、彼らは、様々な企業の求人情報を押さえているので、他社のことについて聞いてみるのもオススメです。もしかしたら、マークスタイラー以上に、自分に合う会社が出てくるかもしれません。
転職先に求める条件を伝えれば、それらの条件に合う求人を探しだして、紹介してくれるので、興味がある人は、ぜひ他社のことについても、調べてもらってみてください。
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