ドイツ発祥の世界No.1女性用下着メーカー、トリンプの日本法人、トリンプ・インターナショナル・ジャパン。『天使のブラ』、『恋するブラ』など、複数の人気ブランドを抱え、日本国内市場においても、第2位のシェアを確保している人気メーカーです。
業績が好調なため、人材採用の動きも活発であり、中途採用の求人に関しても、様々な職種を対象に募集がかかっています。デザイナー、マーケティング、MD、広報など、総合職の求人が多いのが、特徴です。
アパレル企業のなかで、総合職の求人を、これだけ出しているメーカーは、ほかには、なかなか見当たらないので、貴重な存在です。もちろん、販売職の求人も多いので、こちらも、仕事に就くチャンスは豊富に存在します。
転職を目指すには良いタイミングなので、トリンプ・インターナショナル・ジャパンに興味がある人は、ぜひ真剣に検討してみてください。
このページでは、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
目次
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの中途採用求人の傾向
冒頭でも触れたように、トリンプ・インターナショナル・ジャパンでは、総合職・販売職を問わず、中途採用の求人が、多数発生しており、公式サイト内にある、キャリア採用情報ページにおいて、募集要項について、確認することが出来ます。
http://triumph-cpn.com/recruit/career/
募集対象となる職種は、ストアスタッフ、店長、マーケティング(オンライン/オフライン)、広報、ブランドマネジメント、MD、営業、デザイナー、経営企画、VMD、社内SEなど、多岐に渡ります。
どの職種においても、該当業務に関する実務経験が必須となりますが、具体的な経験年数や、経験の内容については、求人ごとに大きく異なります。
経験2年、前職不問といった緩い条件の求人もあれば、アパレル業界における、SNSマーケティングの経験5年以上、MD経験10年以上など、ハードルの高い求人もあります。同一職種でも、求人によって要求度合いが異なるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。
補足)1:トリンプ・インターナショナル・ジャパンは英語表記
公式サイト内に掲載されている募集要項は、その大半が英語表記となるので、英語が苦手な人の場合、内容を把握するのが大変だと思いますが、トリンプは、正社員に関しては、職種を問わず、ビジネスレベルの英語力を求める会社です。
そのため、英語で対応するのが難しいということだと、その時点で、トリンプへ転職出来る可能性が著しく落ちると考えてください。
補足)2:転職会社経由で、求人情報を入手することも可能
トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、中途採用に関しては、民間の転職会社経由でも、募集をかけているので、こちらから求人情報を入手することも出来ます。
公式サイトから入手出来る情報と一緒なのですが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、トリンプの求人を、他社の求人と比較してみたいといった時には、一度に情報を得ることが出来るので、探す手間が省けて便利です。
このページの最後に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの社員年収・昇給制度について
トリンプ・インターナショナル・ジャパンに勤務する社員の年収ですが、職種別に、具体的な年収事例を挙げると、下記の通りとなります。
【販売職】
- 20代 販売員 年収190万円
- 47歳 ショップスタッフ 年収270万円
- 38歳 店長 年収290万円
- 副店長 年収280万円
【総合職】
- 26歳 企画 年収400万円
- 30歳 営業 年収500万円
- 営業課長 年収600~700万円
- 営業部長 年収850~1200万円
- 管理課長 年収700万円
トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、基本給に加えて、年2回(6月・12月)のボーナスと業績賞与(3月)が支給されるといった給与体系となっています。
アパレル企業としては珍しく、福利厚生が充実している会社であり、住宅手当、財形貯蓄、確定拠出年金、退職金、人間ドック補助など、様々な制度が整備されています。
ただし、退職金に関しては、前払いとして、基本給に上乗せして支払われる形となっているので、ほかの会社と年収を比較する時には、その点を加味したうえで、判断するようにしてください。(退職金の分だけ、給与額が上がることになり、見かけが良くなります。)
なお、トリンプの実質的な給与水準に関しては、販売職だと、アパレル業界内の平均給与水準を下回るレベル、総合職だと、業界平均より、高めの給与設定となっています。管理職に就けば、年収1000万円超も目指せるので、やり甲斐があります。
昇給については、毎年1回、見直しの機会があり、少額ではありますが、殆どの社員が、昇給するようになっています。(管理職以上の役職に就くと、アップ幅が一気に大きくなります。)
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの評価制度について
トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、外資系企業としては珍しく、等級制度に基づく年功序列の評価制度を採用しています。
等級を上げるためには、昇進試験に合格する必要がありますが、等級ごとに定められた勤続年数をクリアしないと、試験を受けることすら出来ないようになっています。そのため、実績や売上で優秀な実績を挙げたとしても、その結果がすぐ昇進や昇給につながるわけではありません。
中途で入社する時には、前職までの実績を加味して、勤続年数の扱いが変わるので、キャリアアップの機会を重視する人は、必ず事前に確認するようにしてください。
なお、最近の傾向としては、実績重視の評価に移行するという動きもあるのですが、その動きは鈍く、当面は、年功序列の評価体系が続く可能性が高いので、実力主義の評価体系を好む人は、要注意です。
中途採用で入社する時の注意点
中途で入社する時には、前職までの年収や勤務実績をベースにして、基本給が算出されることになりますが、ここは交渉次第で、数字が変わるという要素もあります。
そのため、勤続年数の扱いも含めて、会社側からの条件提示に対して、納得がいかない部分があれば、そこで妥協せず、自分の希望を伝えて、とことん交渉するようにしてください。(うまく話し合いを進めることで、条件アップに成功する可能性が十分にあります。)
もし、こういった条件交渉は苦手ということであれば、前述した転職会社に代行してもらってください。彼らは、この手の交渉に慣れており、トリンプの社内事情にも精通しているので、うまく話をしてくれます。
無理に自分で進めるよりも、良い結果に落ち着く可能性が大なので、最初から、サポートを受けたほうが賢明です。
教育制度・成長環境について
トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、社員教育に力を入れており、基礎から応用まで、スキルレベルに幅広く対応した、研修カリキュラムを整備しています。
下着に関する勉強だけでなく、女性の身体の構造について学べる専門的な講座も受けられるなど、表面的な知識だけでなく、深いレベルで、知識を磨くことが出来る環境となっています。
また、ビジネスマナー、ロジカルシンキング、プレゼンスキル、英語力など、汎用的なビジネススキルを習得するためのカリキュラム、アパレル検定向けの講習会なども用意されています。
これらの知識・スキルは、どの会社に転職しても、使える技術なので、社員からの人気が高くなっています。
また、トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、社員の就労意欲を大切にしており、自分から手を挙げる人間には、様々な仕事に挑戦させる会社なので、積極性さえあれば、日々の仕事を通じて、多種多様な経験を積んで、実務スキルを向上させることが可能です。
総じて、成長意欲が高い人にとっては、トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、まず満足出来る環境にある会社と言えるでしょう。
ワークライフバランスについて
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの就労環境は、良好です。残業削減の意識が高い会社なので、社員の平均残業時間数は、1ヶ月あたり15~20時間と少ないですし、ノー残業デーも設定されているので、毎週1日は、必ず定時に帰宅することが出来ます。
元々、フレックス制度が導入されている会社なので、スケジュール調整の自由度は高く、自分のライフスタイルに合わせて、働くことが出来るので、プライベートを重視する人には、オススメです。
有給の取りやすさについても、部署ごとの違いはあるにしても、全体的には、申請がそのまま通るケースが多く、事前に届けを出せば、長期休暇も取得可能となっています。
また、有給とは別に、1週間以上のリフレッシュ休暇(課長以上は2週間)も整備されているなど、ワークライフバランスは極めて良好です。
ただし、営業職、販売職の場合、業務量の多さから、夜遅くまでの残業や休日出勤をせざるを得ない状況に追い込まれている人も、少数ながら存在するので、注意してください。
女性の働きやすさについて
トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、女性社員が多数働いていることもあり、男女平等が基本の会社です。男女で仕事内容が変わることはないですし、キャリアアップの機会についても、性別を問わず、均等に与えられています。
産休・育休・時短勤務といった育児支援制度も整っているので、結婚・出産後も、職場に復帰して、働き続けている社員が多いです。
しかしながら、前述したように、営業、販売といった部署だと、就労環境が悪いため、仕事と子育ての両立を図るのが、難しいケースもあります。(そういった部署だと、有給も取りにくいので、子供が病気になった時などの対応が大変です。)
また、これは、職種を問わずの話となりますが、産休・育休前に、管理職に就いていた人の場合、復帰後、そのポストから外されることもあります。
ただし、これは、ポジションによって事情が異なるので、気になる人は、転職後、自分が配属されることが想定される部署の状況について、確認しておくことをオススメします。
トリンプ・インターナショナル・ジャパンの転職先としての価値
ここまで、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、給与水準はまずまずですし、それでいて就労環境は良好なため、プライベートを重視する人には、オススメの会社です。
その反面、トリンプは年功序列型の評価制度を導入している会社のため、実績や売上といった数字で結果を出したとしても、それが評価に直結するわけではなく、能力が高い人が実力に見合った待遇を受けられるかと言えば、それはかなり微妙です。
そのため、バリバリ働いて、それに見合う見返りを手にしたいという人にとっては、モチベーションが湧く職場とは言えないのが実情です。
このように、人によって評価が大きく変わる会社なので、自分に合う会社なのかどうかを冷静に判断したうえで、転職の判断を下すようにしてください。
下記に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますが、彼らは、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの社内事情を把握しているので、このあたりの判断に迷うようでしたら、意見を求めるのもアリです。プロの視点で、冷静にアドバイスしてくれるので、参考になります。
また、転職会社は様々な企業の求人案件を押さえているので、他社の求人について、聞いてみるのもオススメです。もしかしたら、トリンプ以上に、自分に合う会社を紹介してもらえるかもしれないので、興味がある人は、ぜひ他社のことについても、聞いてみてください。
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