ワールドストアパートナーズの中途採用事情

 

日本有数の大手アパレルメーカー、ワールドの連結子会社である、ワールドストアパートナーズ。UNTITLED、 INDIVI、 INDEX、 aquagirl、OZOC、anatelier、TAKEO KIKUCHIなど、60のブランドを抱えており、総店舗数は2000以上にも達します。

 

人材確保の観点から、正社員としての雇用を軸にしている会社であり、販売スタッフも含めて、全社員1万名のうち、9割以上が正社員として働いています。

 

アルバイトや契約社員としての雇用となるケースが当たり前のアパレル企業としては、かなり恵まれた条件なので、この点だけを踏まえても、魅力的な企業と言えます。

 

また、求人の割合としては、他社同様、販売職がメインとなりますが、ワールドストアパートナーズの場合、販売職から、バイヤー、MD、VMD、プレス、商品企画といった総合職へのキャリアパスが開かれているので、ゆくゆくはこういった仕事に就きたいという人も、オススメです。

 

いずれにしても、アパレル業界における転職を模索するうえでは、ワールドストアパートナーズは、候補に入れておいて損はないので、ぜひ、真剣に考えてみてください。

 

このページでは、ワールドストアパートナーズの中途採用求人の傾向、及び、社員の給与額(年収)、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。

 

目次

ワールドストアパートナーズの中途採用求人の傾向

繰り返しになりますが、販売スタッフを募集する求人がメインとなります。他社と違って、アパレル販売業務経験者が求められており、1~2年程度の実務経験を有することが、応募条件となってきます。

 

他社だと、未経験者が応募出来るケースが多いので、ワールドストアパートナーズの条件は厳しめですが、それだけに雇用形態は正社員、月給は地域にもよりますが、20~25万円と、かなりの好条件です。

 

(ここに手当や残業代、賞与が付くので、手取り年収は、それなりの額になります。)

 

一方、総合職に関しては、職種を問わず、求人の発生頻度が少ないので、転職のチャンスは限られたものになります。また、募集がかかる時には、即戦力の人材を求めるような内容となるので、経験豊富な人でないと、採用されるチャンスは無いと考えてください。

 

求人にもよりますが、5~10年程度の経験は必要になってきます。その分、販売職同様、待遇面は他社より上であり、職場としての魅力は十分なので、少ないチャンスを狙って、こまめに求人情報をチェックするというのもアリです。

 

求人情報の入手方法

ワールドストアパートナーズでは、公式サイト内に、中途採用情報ページを開設しており、勤務地やブランドを指定する形で、求人情報を検索することが可能です。
https://wsp.g-w.st/

 

また、中途に関しては、転職会社経由でも募集がかかっており、アパレル業界に強い転職会社に問い合わせることで、求人情報を入手することも出来ます。

 

公式サイト、転職会社、どちらでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な企業の求人案件を扱っているので、ワールドストアパートナーズの求人を、他社の求人と比較してみたいといった時には、まとめて情報を入手出来るので、便利です。

 

また、転職会社は一度、求職者登録(会員登録)をしておくと、その後は、自分が希望する条件が発生した時に、その都度、メールなどで通知してもらえるので、総合職のような、発生頻度が少ない職種の求人を狙う時には、有効な情報源となります。

 

登録しておけば、後は転職会社からの連絡を待つだけなので、自分で探す手間が省けて楽です。このように、転職会社はなかなか使える存在なので、うまく活用することをオススメします。

 

このページの最後に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

ワールドストアパートナーズの社員年収・昇給制度について

ワールドストアパートナーズに勤務する社員の給与水準ですが、年収事例をいくつか挙げると、下記の通りとなります。

 

【販売職】

  • 26歳 販売スタッフ 年収360万円
  • 29歳 販売スタッフ 年収400万円
  • 28歳 副店長 年収430万円
  • 34歳 店長 年収480万円
  • 28歳 SV 年収550万円

【総合職】

  • 24歳 MD 年収480万円
  • 29歳 Webデザイナー 年収500万円
  • 32歳 企画 年収550万円
  • 36歳 商品管理 年収600万円
  • 34歳 営業 年収550万円

 

ワールドストアパートナーズは、基本給に加えて、年2回の賞与が支給されるといった給与体系となっており、賞与については、業績によって、左右されます。

 

昇給に関しては、年1回、給与が見直される機会があり、査定次第では、給与が上がる可能性がありますが、昇給額自体は、管理職にならない限り、少額にとどまると考えてください。

 

福利厚生については、各種社会保険が完備されているほか、財形貯蓄制度、社員割引販売制度などが用意されています。

 

また、定期健康診断が受けられるようになっている、24時間年中無休で、専門スタッフに体や心の不安を相談出来るサービスがある、会社提携のフィットネスクラブを格安で利用出来るようになっているなど、健康面のサポート制度が充実しています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途で入社する時には、前職までの経歴・実績を加味して、基本給が算出されることになりますが、ここは交渉次第で変わってくるという要素もあるため、会社側からの提示額に納得出来ない時には、そこで妥協することなく、交渉するようにしてください。

 

ワールドストアパートナーズは、そう簡単に給与が上がる会社ではないので、転職時の交渉というのは、特に重要です。ある意味、最も、自分の希望を伝えやすいタイミングとも言えるので、この機会を逃さないことです。

 

もし、こういった交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に、交渉の代行を依頼することをオススメします。彼らは、転職のプロなので、この手の交渉に慣れており、うまく話を進めてくれます。

 

実際に、数字の上積みを勝ち取ってくれるケースが多いので、交渉ベタな人の場合、自分で何とかしようとするよりも、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

ワールドストアパートナーズの評価制度について

ワールドストアパートナーズでは、年に一度、自己評価と直属の上司による査定を組み合わせた形で、査定が行われており、その結果をもとに、ジョブグレードが決まる仕組みとなっています。

 

グレードによって、基本給が決まるので、グレードが上がれば、昇給することになりますし、賞与の支給額や昇進の査定にも、影響してきます。

 

なお、自分でチェックする項目に関しては、かなり細かいので、自己評価については、かなり明確なシステムとなっているのですが、上司の査定については、公開されないことがあり、どんな内容になっているのか、不明瞭な部分もあります。

 

傾向としては、仕事において、結果を出すことはもちろんのこと、自分の意見をしっかりと伝えることが出来る人物、上司とのコミュニケーションを緊密に取っている人物が、高評価を受ける傾向にあるので、キャリアアップを狙う人は、この点を頭に入れておいたほうがいいいです。

 

教育制度・成長環境について

ワールドストアパートナーズでは、教育制度が充実している会社です。入社時には、事前研修を受けることになりますし、その後も、フォロー研修が定期的に受けられるようになっています。

 

また、サブ研修、店長研修、SV研修、カラーコーディネイト研修、接客スキル研修、マネジメント研修、パーソナルカラー研修など、ポジションや業務内容に応じた各種研修制度が用意されており、実務に直結するスキルを学ぶことが出来るようにも、なっています。

 

なお、入社直後は、先輩社員にマンツーマンで教育してもらえる『シスター制度』が用意されているので、実務経験が少ない人でも、安心して仕事に取り組むことが出来ます。

 

その一方で、経験豊富な人であれば、入社直後から、すぐに責任ある役割を持って、第一線で働くことが出来るので、やり甲斐という点でも、十分だと思います。

 

ワークライフバランスについて

ワールドストアパートナーズは、残業削減に力を入れている会社であり、職種・部署を問わず、残業時間は少ないです。有給についても、取得しやすい部署が多くなっているので、ワークライフバランスは良好です。

 

ただし、販売スタッフの場合、一部の店舗においては、繁忙期に人手が足りず、休日出勤が当たり前となっているケースもあり、そういった店舗だと、有給を取るのも難しく、退職時にまとめて、消化するのが慣例となっているので、注意してください。

 

このあたりの状況については、事前に確認出来るので、気になる人はチェックしておいたほうがいいです。

 

(ワールドストアパートナーズに問い合わせても、耳障りが悪い情報は、それとなくオブラートに包まれて伝えられる可能性もあるので、転職会社に確認したほうが確実です。)

 

女性の働きやすさについて

ワールドストアパートナーズは、多くの女性が活躍している会社なので、女性に対するサポート体制が充実しています。その代表例の一つとしては、生理休暇制度があり、希望を出せば、ほぼ無条件で休みをもらえるので、とても助かっているという女性社員の声が多数出ています。

 

産休・育休といった子育て支援制度も整っており、実際に取得している社員が多いですし、復帰後には、時短勤務を利用することで、育児と仕事を両立させながら、働いている人も多いです。

 

また、看病休暇制度が用意されており、子供が急な病気になった時にも、休むことが出来るようになっています。

 

キャリア形成という観点で見ても、昇進や昇給で男女差はないですし、実際、ワールドストアパートナーズには、管理職に就いている女性が多いです。

 

ちなみに、育休を取ったり、時短勤務を選択したりすると、平社員に降格するという会社が少なくありませんが、ワールドストアパートナーズの場合、そういったことは、よほどのことがない限り、まずありません。そのため、キャリアを諦めることなく、子育てに取り組むことが出来ます。

 

ワールドストアパートナーズの転職先としての価値

ここまで、ワールドストアパートナーズの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、教育制度が整っており、自分のスキル・ポジションに合わせて、能力を高めることが出来る環境となっているので、スキルアップに意欲的な人にオススメの会社です。

 

また、就労環境が良好な会社なので、オフの時間も大切にしたいという人にとっても、オススメの会社です。(特に、家族と仕事の両立を目指す人にとっては、格好の環境です。)

 

販売職から総合職への社内異動制度があるなど、自分が望むキャリアを追求しやすいというのも、大きな魅力の一つです。

 

評価制度に曖昧なところがあるなど、欠点と言えるようなところもありますが、総合的に見れば、大手だけあって、なかなかの会社なので、アパレル企業への転職を考えているのであれば、ぜひ、候補の一つとして、考えてみてください。

 

最後に、ワールドストアパートナーズの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、より細かいことを知りたいということであれば、直接、問い合わせてみてください。

 

また、彼らは様々な企業の求人案件を取り扱っているので、他社の求人を紹介してもらうというのもアリです。複数の求人を見比べることで、はじめて見えてくることがありますし、もしかしたら、より自分に合う会社が見つかるかもしれないので、ぜひ、色々と話をしてみてください。

 

<ワールドストアパートナーズの中途採用求人を扱っている転職会社>

 


なお、このなかで、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』の2社については、総合系の転職会社なので、様々な業種の企業の求人案件を押さえています。もし、アパレル以外の業種の会社に興味があるようでしたら、この2社に相談してみてください。