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イタリアを代表する高級ファッションブランド、プラダ。日本においても、高い人気を誇っており、今さら説明するまでもないブランドですが、そのプラダの日本市場における、輸入・販売代理店となっているのが、プラダジャパン。
好調な業績を反映して、人材採用を積極的に行っており、転職のチャンスは豊富に存在します。このページでは、プラダジャパンの中途採用求人の傾向、及び、給与体系、就労環境などについてまとめていますので、参考にしてください。
目次
プラダジャパンの中途採用求人の傾向
プラダジャパンでは、販売、営業、マーケティング、人事、経理財務、EC管理、社内SEといった職種において、求人が発生しています。職種によっては、アシスタント職の募集案件が出ることがあります。
雇用形態については、正社員採用となる求人が大半を占めています。(入社後3ヶ月間は、試用期間となりますが、給与などの待遇面においては、特に違いはありません。)
応募条件に関しては、高卒以上の学歴があれば、誰でも応募可能といった求人から、該当業務に関する実務経験が必須となる求人まで、幅広くなっているので、詳細については、個々に確認するようにしてください。
ちなみに、総合職のアシスタント、及び、販売職の募集案件においては、未経験者でも応募出来るものが多くなっています。
また、英語、中国語、韓国語など、高い語学スキルを有する人だと、採用時に、優遇される可能性が高いですし、入社後も、語学手当が支給されることになります。
また、プラダが、全世界的にEC事業に力を入れていることもあり、プラダジャパンにおいても、EC関連職の求人が、増加傾向にあります。
他業種出身者でも、目覚ましい実績があれば、好条件で採用される可能性が大なので、自信がある人は、ぜひチャレンジしてみてください。
求人情報の入手方法
プラダジャパンは、中途採用に関しては、転職会社に告知を一任しているので、求人情報を入手する際には、転職会社にコンタクトを取る必要があります。
このページの最後に、プラダジャパンの求人案件を扱っている転職会社のなかで、特に取り扱い実績が豊富な会社をリストアップしていますので、そちらに問い合わせるようにしてください。
ちなみに、転職会社は、様々な企業の求人情報を扱っているので、プラダジャパンだけでなく、他社の求人のことについても、知りたいという時には、その旨を伝えれば、まとめて教えてもらうことが出来ます。
ほかのブランドの求人にも興味があるという人は、プラダジャパンの求人について、問い合わせる時に、あわせて聞いてみてください。
社員の年収・給与制度について
プラダジャパンに勤務する社員の給与水準ですが、職種別に、いくつか年収事例を挙げると、下記の通りとなります。
- 販売 23歳 年収360万円
- 販売 25歳 年収350万円
- 販売 27歳 年収380万円
- 販売 30歳 年収350万円
- 販売 34歳 年収320万円
- 営業 30歳 年収560万円
- 営業 34歳 年収600万円
- 営業 37歳 年収650万円
- 広報 35歳 年収510万円
- エリアマネージャー 35歳 年収700万円
- 経営企画 35歳 年収1000万円
- マーケティング 25歳 年収640万円
- マーケティング 26歳 年収580万円
プラダジャパンの給与体系ですが、年俸制が採用されており、年俸額を12分割したものが、毎月支払われる仕組みとなっています。
また、販売職には、インセンティブ制度があるので、優秀なパフォーマンスを挙げれば、年俸とは別に報奨金を受け取ることが出来ます。
ただし、このインセンティブは、個人のパフォーマンスだけでなく、店舗の売上も加味される形で、支給額が算出されるので、どの店舗に配属されるかによっても、差が生じることになります。
残業代に関しては、みなし残業として年俸に含まれており、職種ごとに、みなし残業の時間設定が異なりますが、殆どの部署において、実際の残業代よりも、手当でもらえる金額のほうが、多くなっています。
昇給については、年1回、給与が見直されるチャンスがありますが、ポジションが昇進しない限り、基本的に、前年と同じ年収になると考えてください。
こういった事情もあって、プラダジャパンに勤務する社員の平均給与を、同業他社と比較すると、高級ブランドであるにも関わらず、業界標準を、やや上回る程度となっていますが、管理職に就ければ、年収は一気に上がるので、高収入を得るチャンスはあります。
福利厚生に関しては、雇用、労災、健康、厚生年金といった社会保険が完備されているほか、退職金制度や社員割引制度が、用意されています。
それに加えて、前述したように、語学手当(英語、中国語、韓国語)が設定されており、指定の語学検定で、基準点以上を取得した人に対しては、毎月、一定の手当が支給されています。
また、販売職に関しては、シーズンごとに、店頭で着用するアイテムを、会社から貸してもらえる制服貸与制度があります。
プラダジャパンは、高価格の商品が多いラグジュアリーブランドなので、この制度のおかげで、出費が少なくて済むと、スタッフには、好評です。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用者の場合、前職の経歴や実績をベースに、基本給が算出されることになりますが、ここは、会社側との話し合い次第という要素もあるので、プラダジャパンから提示された金額に、納得がいかない時には、自分の希望額を伝えて、交渉することをオススメします。
前述したように、プラダジャパンは、管理職に就かない限り、大幅に給与が上がることは、望めないため、入社時に決まった数字が、後々まで、付いて回ることになります。
そのため、不満が残る金額で、下手に妥協してしまうと、入社後に後悔することになりかねないので、注意してください。
もし、こういった交渉を、どう進めていいのか分からないということであれば、前述した転職会社に代行を依頼してみてください。
彼らは転職のプロであり、この手の交渉経験が豊富なので、状況に合わせて、うまく会社側と話をしてくれますし、実際に、条件アップに成功するケースが多々あるので、交渉が苦手な人は、最初から任せてしまったほうが賢明です。
プラダジャパンの評価制度について
プラダジャパンでは、MBO(目標管理)制度が取り入れられており、年に1回、目標の達成度合いをベースに、直属の上司が査定を行っています。
注意点としては、プラダジャパンでは、人事査定における上司の権限が強くなっており、上司の意向によって、評価の基準が変わるということです。
そのため、日頃から、上司とこまめに意思疎通を図って、上司が求める役割を、しっかりと果たすことが、高評価を得るためには、必要不可欠となっているので、キャリアアップに意欲的な人は、日頃から、このことを頭に入れて、働くようにしてください。
また、先ほども触れましたが、販売職のインセンティブに関しては、店舗と個人、両方の目標を達成して、はじめて支給されることになるので、自分の売上が良いだけではダメです。
インセンティブをもらうには、チームとしての実績もいるので、チームワークが重要となり、コミュニケーション能力やリーダシップといったスキルを磨く必要があると考えてください。
(実際、こういった人は、高いインセンティブを獲得していますし、人事評価も高くなって、昇進していっています。)
ちなみに、これは、全ての職種に共通することですが、プラダジャパンでは、ビジネスレベルの語学力を持つ人材に、多くのチャンスを与える会社なので、結果的に、こういった人も、高評価を受けやすいです。
教育制度・成長環境について
プラダジャパンには、商品知識や基本的なスキルを学ぶことが出来るような基礎研修制度というものは、存在しませんが、OJTの仕組みが整備されており、先輩スタッフや上司から、丁寧な指導を受けられるので、経験が浅い人でも、安心して働き始めることが出来ます。
また、プラダジャパンは、ブラッシュアップ研修、管理職研修、社外講師を招いた勉強会など、各ポジションに合わせて、より高度な知識・スキルを習得するための教育プログラムを、色々と用意しているので、スキルアップをはかりやすい環境と言えます。
ちなみに、プラダジャパンは、職種間の垣根が低い会社ということもあり、別の部署の社員とも、日常的に関わりながら働くことになるので、様々な業務と触れることが可能ですし、積極的に、新しいことにチャレンジ出来る環境でもあるので、意欲さえあれば、色々なことを経験して、知識を幅広く吸収することが出来ます。
ワークライフバランスについて
プラダジャパンは、殆どの部署において、残業が少なく、定時で帰れることも珍しくないですし、公休も同業他社に比べて、多い会社なので、プライベートを重視する人にとっても、まず満足出来る職場環境と言えます。
また、有休についても、事前に上司に希望を伝えておけば、そのまま認められるケースが多いですし、夏季休暇や冬季休暇と合わせて、有休を取得して、2週間以上の休みをもらって、旅行を楽しむ社員などもいます。
ただし、販売職の場合、休みの取りやすさは、配属先店舗の状況によって異なります。稀に、人員不足に陥って、有休を消化できず、2年が経ち、無くなってしまうといった事例もあります。
あくまでも例外的なことなので、そこまで心配する必要はありませんが、こういった状況が起こりうることも、また事実なので、ワークライフバランスを重視する人は、自分が希望する店舗の状況について、事前に確認しておいたほうが、賢明です。
女性の働きやすさについて
プラダジャパンは、仕事の内容において、男女差が生じることはないですし、昇進・昇給の機会も、男女平等となっています。
特に、販売職においては、女性社員の比率が、圧倒的に高いこともあり、管理職に就いて、活躍している女性が多数存在するので、キャリア志向が強い女性にも、オススメの会社です。
なお、プラダジャパンには、産休・育休といった子育て支援制度も整備されており、周囲の子育てに対する理解もあるので、実際に休みを取得する社員が多くなっています、(1つの部署で、常に、1~2名の社員が産休・育休を取って、不在となっています。)
また、休暇後の復帰に関しても、子供が3歳になるまでは、時短勤務を選択出来るため、子育てをしながらでも、無理なく働き続けられます。(自身の状況にあわせて、30分か1時間の時間短縮が選べます。)
このように、プラダジャパンは、育児と仕事を両立させやすい職場環境なので、小さな子供がいる人、結婚・出産を予定している人にも、オススメの会社です。
プラダジャパンの転職先としての価値
ここまで、プラダジャパンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、残業が少なく、有休が取りやすいという、ワークライフバランスが良好な会社なので、プライベートを大切にする人に、オススメです。
教育体制がしっかりしていて、スキルアップをしやすい、育児支援制度が整備されているといった長所もあります。
加えて、待遇面に関しても、同業他社を上回るレベルなので、総合的に見れば、プラダジャパンは転職先候補として、十分に検討するだけの価値がある会社と言えます。
もちろん、完璧な条件の会社というのは存在しないので、人によっては、プラダジャパンより魅力を感じる会社が見つかることもあるはずなので、他社の求人と比較したうえで、最終判断を下すのが、より確実です。
下記に、プラダジャパンの求人案件を扱う転職会社をリストアップしてありますが、彼らは様々な企業の求人情報を保有しているので、ぜひ、他社のことについても、聞いてみてください。
(もし、複数の有力候補が見つかって、どの会社に選ぼうか、選択に悩むようなことがあれば、転職先選びについて、転職会社に相談することも可能です。)
<プラダジャパンの中途採用求人を扱っている転職会社>
※補足
このなかで、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』の2社については、総合系の転職会社なので、様々な業種の企業の求人案件を押さえています。もし、アパレル以外の業種の会社に興味があるようでしたら、この2社に相談してみてください。