画像出典:Jorge Wu
フランスのファッションブランドであるアニエスベーは、日本でも大都市を中心に、全国各地にショップを展開、現在では、その数は130を超えるまでになっています。アニエスベーにとっては、日本は重要市場の一つであり、事業拡大に積極的です。
そのため、求人需要も高く、中途採用に関しても、販売スタッフを中心に多数の案件が発生しています。このページでは、アニエスベーの中途採用求人の内容や転職者の年収などについてまとめていますので、転職活動に役立ててください。
目次
中途採用の募集内容・選考プロセスについて
アニエスベーの中途採用事情ですが、求人の大半が店舗スタッフや店長候補といった販売職の募集案件となります。(正社員採用の求人が中心となります。)
店舗スタッフだと、高卒以上であれば、未経験者でも応募可能なので、応募条件のハードルは低めです。全国各地のショップにおいて、求人が出ているので、勤務先についても選択出来る余地があり、地方勤務を希望する人でも、仕事が見つかる可能性が大です。
なお、店長候補の募集案件については、販売職の経験があることが必須条件となっています。
一方、総合職については、求人は限られたものとなっていますが、営業、人事、MD、Webサイト運営スタッフ、社長秘書といった職種であれば、比較的、募集がかかる頻度が高いので、興味がある人は、こまめにチェックすることをオススメします。
アパレルに強い転職エージェントに求職者登録をしておいて、新案件が発生した時に教えてもらうようにしておくのもアリです。(このページの最後に、有力なエージェントを数社リストアップしておきます。)
ちなみに、総合職の中途採用に関しては、あらゆる職種において、即戦力となる人材が求められるので、経験豊富な人でないと、採用されるチャンスは無いと考えてください。
また、アニエスベーはチームワークを大事にしている会社なので、コミュニケーション能力がある人材を優先して採用しています。これは、販売職・総合職共通の傾向なので、頭に入れておくことをオススメします。
<補足:未経験者が総合職を目指すには?>
実務経験がないと、総合職への転職は難しいのですが、どうしても総合職として働いてみたいという人は、まずは販売職として入社することをオススメします。アニエスベーには社内転職制度が存在しており、販売スタッフとして優秀な実績を挙げれば、他職種への配置転換が認められることがあります。
特に、営業、マーケティング、MD、バイヤー、Webディレクターといった職種であれば、社内転職のチャンスが十分にあります。実績次第では入社1~2年後に配置転換が認められる可能性もあるので、是非こういったキャリアパスを狙ってください。
社員の年収・給与制度について
アニエスベー社員の年収ですが、職種、採用方法によって異なってきます。年収事例をいくつかあげると、下記の通りとなります。
【販売職】
- 20歳 販売スタッフ 年収230万円
- 20代 販売スタッフ 年収300万円
- 30代 販売スタッフ 年収240万円
- 30代 店長 年収360万円
【総合職】
- 30代 MD 年収500万円
- 30代 営業 年収450万円
- 40代 営業 年収400万円
- 30代 Webサイト運営スタッフ 年収500万円
販売職に関しては、給与が低いと感じている人が多くなっています。特に、非正規雇用だと、フルタイムで働いていても、ボーナスなどの賞与が殆ど無いので、年収200万円を下回ったという事例もあります。
一方、店長・エリアマネージャーといった役職に就いている人間に対する手当は厚くなっているので、販売職の場合、役職に就くのが高所得を狙える唯一の手段と考えてください。
ちなみに、ここで重要になってくるのが、どの店舗で働くのかということです。売上実績が勤務評価に直結していますが、当然、立地条件によって売上額は変わってくるので、都内の人気店舗などで働いている人のほうが、昇給や昇進を手にしやすくなります。
かなり不公平感がある評価体制ですが、これが実情なので、アニエスベーに転職する時には、この点は注意しておいたほうがいいです。
総合職については、マネージャーなどの役職で中途採用された人物は、高い賃金をもらっているケースが多いのですが、入社時に設定された初任給が、後々の昇給の際にもベースとなってくるので、転職時に給与交渉をキチンとしないと、その後の昇給額が低くなってしまいます。
中途採用の場合、賃金の取り決めは極めて重要なので、自分が納得するまで、会社側と交渉するようにしてください。自分で交渉するのは厳しいという人は、そこで諦めるのではなく、転職エージェントに交渉を代行してもらうことをオススメします。
アニエスベーの人事評価・昇給制度について
販売職の人事評価については、自己評価や実績などを店長やエリアマネージャーが査定するので、上司によって差が生じてしまうという現状があり、周りより早めに昇進している人は、上司に顔を売って気に入られているといったケースが少なくありません。
一方、総合職に関しては、アニエスベーは人と人との和を重要視する会社なので、店舗スタッフも含めて、同僚や上司に信頼されている人物やコミュニケーション能力の高い人が、高評価をもらう傾向にあります。
販売職・総合職を問わず、役職に就かないと、昇給額は抑えられているので、昇給を目指すのであれば、役職に就くことが必須条件になると考えてください。ただし、上司に対して、自分の主張を伝えている人は、昇給額がアップすることもあるので、不満があれば、納得出来るまで話し合うことです。
ワークライフ・バランスについて
ワークライフ・バランスについてですが、販売職の場合、店長の意向次第という要素が強く、店舗ごとに全く違う状況です。
ただし、一般的な傾向としては、忙しい店舗だと残業が多く、有給などの休みも取りづらい環境となっています。シフト勤務のため、休日出勤はそれほど無いのですが、激務で体調を崩す人が少なからず存在しているのが実情です。
そのかわり、給料は高くなりますし、昇進もしやすいということで、敢えて、忙しい店舗で働くことを希望する社員も少なくないようです。
総合職については、職種によって、残業時間、休日出勤の度合いが大きく違ってきます。会社の方針として、プライベートと仕事の両立を大切にしているので、なるべく残業・休日出勤を減らせるように配慮されていますが、部署ごとの違いが大きいです。
ほぼ残業なしで定時上がりの職場もあれば、終電近くまで働き詰めとなる部署もあるので、転職の際には、自分が配属される部署の勤務状況について、事前に確認しておくことをオススメします。
女性の働きやすさ
アニエスベーは、女性社員の比率が高く、女性管理職もいるので、キャリアアップを望んでいる女性にとっては、魅力的な職場と言えます。産休や育休といった制度も整っており、結婚出産後も仕事を続けることが可能となっています。(会社、周りの社員の理解もあります。)
注意点としては、販売職だと、重い商品を運んだり、1日中立って仕事をすることになるため、体力勝負になってくるということです。スタミナに自身がある人でないと、続けるのは難しいかもしれません。
また、全ての店舗ではないのですが、女性特有のしがらみやいざこざが発生している部署もあるので、気をつけてください。(転職エージェント経由で応募する場合、このあたりの裏事情については、エージェントに確認することが可能です。)
<アニエスベーの中途採用求人を押さえている転職エージェント>
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リクルートエージェント・アージスジャパンは外資の求人に強いエージェント、ファッショーネ・クリーデンスはアパレル業界に強いエージェントです。この4社であれば、アニエスベーの社内事情にも精通しているので、相談先としてオススメです。