元々、絶対的な求人数が限られている職種であるパタンナーのなかでは、ランジェリーのパターン作成というのは、比較的、募集数が多いものとなっています。レディースブランド、ランジェリーブランド、補正下着メーカーなどから、常時、人材募集案件が出ています。
雇用形態に関しては、正社員・契約社員の求人が大半を占めています。業務内容に関しては、パターンメーキングを専任で担当する求人もあれば、生産管理や商品企画といった業務にも従事することになる求人まで、様々です。
想定される業務内容によって、応募者に求められる経験・スキルの内容も変わってきますが、いずれにしても、実務経験必須の求人ばかりなので、パタンナーとしての就労経験が浅い人だと、仕事に就くのは厳しい状況です。
ちなみに、業務を進めていくうえで、海外の生産工場との連絡・折衝が必要となるケースもあり、その場合、ビジネスレベルの英語力も必要とされるので、語学が得意な人は有利です。
また、勤務地に関しては、ランジェリーパタンナーの求人というのは、東京、大阪になるケースが殆どなので、東京・大阪以外の地域で探す場合、そう簡単には、見つからないと考えてください。(幾ら探しても、チャンスが出てこないという可能性のほうが高いです。)
ランジェリーパタンナーの求人事情は、おおむね、こういったものとなりますが、下記にアパレル業界の求人に強い転職会社、求人情報サイトをリストアップしていますので、詳細については、直接確認してみてください。
目次
クリーデンス
ファッション業界専門の転職エージェント。アパレル業界における、あらゆる職種の求人案件を幅広く取り扱っており、パタンナーの募集案件についても、多数保有しています。
ランジェリーパタンナーの求人に関しても、パターン作成・サンプルチェック・仕様書作成といった業務を担当出来る人材を募集する案件を、常時扱っています。
応募条件については、ランジェリーパタンナーとしての実績・経験が必須となる案件ばかりです。即戦力として、入社直後から第一線で活躍出来る人材を求める企業からの求人が中心となるので、最低でも5年以上の実務経験が求められると考えてください。
経験豊富な人の場合、その経験を評価されて、好条件を提示してもらえる可能性もあるので、クリーデンスは、パタンナー経験が豊富なベテランが、転職先を探す時に、最適なエージェントと言えます。(前職より、給与がアップするケースが多いです。)
リクルートエージェント
様々な業種・職種の求人案件を幅広く取り扱う、国内最大手の総合転職エージェント。アパレル関連の求人案件の保有数が多く、数が少ないパタンナーの募集案件についても、常時、複数の案件を確保しています。
ランジェリーパタンナーに関する求人の取り扱い頻度も高く、仕事を紹介してもらえる可能性が十分にあるので、一度は連絡を取ってみることをオススメします。
ちなみに、リクルートエージェントの場合、ランジェリー専門バイヤーの求人で、パタンナーの経験者を厚遇する案件も扱っています。常時、どこかのメーカー・専門商社・小売企業から、求人が出ている状況なので、興味のある人は、一度、問い合わせてみてください。
エラン
アパレル・ファッション業界専門の人材紹介会社。パタンナーの求人案件を多数保有しており、ランジェリーを取り扱うファッションブランドからの人材募集案件についても、常時扱っています。
ただし、ランジェリーのパターンメーキングのみを担当するといった内容の案件は少なく、複数のアイテムを担当することになるのが、一般的なケースです。そのため、パタンナーとしての経験の幅があればあるほど、条件面で優遇されることになります。
また、海外の生産工場とのやり取りが必要となるケースもあり、その場合、英語スキルも要求されることになります。
イーキャリアFA
ソフトバンクグループが運営する求人情報サイト。全国の人材紹介会社が扱うアパレル関連の求人案件が多数掲載されています。
ランジェリーブランドや婦人補正下着メーカーなどからのパタンナー募集案件が常時発生しており、大阪や奈良が勤務地となる求人が中心となるので、関西エリアで働きたい人は見ておいて損がありません。
なお、応募資格のハードルが高くなりますが、能力が認められれば、年収600万円以上が提示されるケースもあるので、パタンナーとしての経験が豊富な人が、仕事を探す時にも、オススメの情報源です。
FINES TOKYO
アパレル・ファッション業界の求人に特化している転職エージェント。ランジェリーパタンナーの求人案件については、パターン作成・仕様書作成・商品企画・生産管理など、様々な業務に携わるだけのスキル・経験を持つ人材を募集する案件が出ています。
ランジェリーアイテムを担当した経験があることが、応募条件となっています。なかには、これからランジェリー専門店を展開する予定の企業からの求人も発生しているので、新規立ち上げ業務に関心がある人は、要チェックです。