インナーウェア・ブライダル用アイテム・ランジェリーといったブランドを展開するアパレルメーカー、カドリールインターナショナル。グループ会社のカドリールニシダでは、OEM製造も手掛けるなど、多角的に事業を行っている企業です。
ブランドのコンセプトやビジュアルイメージが徹底されているため、固定客が多く、人気の高い商品群を多数有しています。しかし、近年、ライバル会社の登場で、業績不振となり、赤字になる年も出てきており、抜本的な改革に取り組んでいます。
そのため、カドリールインターナショナルは、優秀な人材を採用するために、積極的に募集をかけています。このページでは、カドリールインターナショナルの中途採用求人の内容や、転職者の年収・就労環境などについて、まとめていますので、転職活動の際に、役立ててください。
目次
中途採用の募集内容・選考プロセスについて
カドリールインターナショナルの中途採用案件ですが、クリーデンスやファッショーネといったアパレル業界専門の転職会社経由で公開されています。
最も募集数が多いのは、販売職となり、学歴・経験不問の求人から、接客経験豊富なセールスのプロフェッショナルを募集する求人、販売業務経験だけでなく、マネジメント経験を有する人材を募集する求人まで、様々な内容の案件が発生しています。
経験不問の求人でも、試用期間はありつつも、基本的に正社員採用となりますし、入社後の勤務実績次第では、総合職への配置転換も可能なので、アパレル業界で末永く働いていきたいという人にとっては、カドリールインターナショナルは安定した勤務先としてオススメです。
なお、勤務地については、販売職の場合、北海道から九州まで、全国各地の店舗が対象となるので、都市部だけでなく、地方で転職活動を行っている人にとっても、仕事を見つけやすい状況です。
また、デザイナー、法人営業、物流管理・生産管理など、総合職においても、中途採用の求人がこまめに発生しているので、興味がある人は、転職会社に直接問い合わせてみてください。(総合職の場合、東京本社、もしくは茨城にある流通センターが勤務地となります。)
社員年収・昇給制度について
カドリールインターナショナルの社員年収は、役職や部署によって違いが大きいので、一概はこうとは言えないのですが、下記に、職種別の年収事例をまとめていますので、参考にしてください。
【販売職】
- 23歳 販売スタッフ 年収260万円
- 27歳 販売スタッフ 年収330万円
- 31歳 販売スタッフ 年収250万円
- 29歳 店長 年収500万円
- 33歳 店長 年収600万円
- 34歳 店長 年収500万円
- 54歳 エリアマネージャー 年収600万円
【総合職】
- 33歳 デザイナー 年収360万円
- 39歳 デザイナー(マネージャー) 年収600万円
- 41歳 グラフィックデザイナー 年収360万円
- 34歳 法人営業 年収650万円
- 27歳 物流管理 年収450万円
カドリールインターナショナルは、アパレル業界のなかでは、ほぼ平均的な年収水準となっていますが、残業や休日出勤がほぼゼロという、この業界のなかでは業務負荷が少ない企業なので、他社の業務内容と比較すると、実入りは良く、収入に対する社員の満足度は高いです。
ただし、上記の年収には、年2回の賞与が含まれていますが、賞与は業績次第になるということは、頭に入れておいてください。赤字に陥っていた、ここ数年では、支払われる給与がかなり減額されるというケースも出てきているので、この点は要注意です。
(業績は回復傾向にあるので、それほど不安視することはありませんが、転職の決断を下す際には、こういった点は十分に考慮したほうがいいです。)
なお、昇給については年1回が基本となりますが、やはり業績次第という面があります。また、一律でアップする昇給額については、それほど大きなものではないので、高収入を得るためには、管理職になるのが、唯一の選択肢と考えてください。
カドリールインターナショナルの人事評価・組織体制について
人事評価制度については、明確な基準があるわけではないため、実績や売上がある人が、きちんと評価されているかと言えば、疑問符が付くケースもあるようです。実際、人事評価に不信感を抱き、退職する社員も存在します。
直属の上司が評価することになりますが、本人の好みで、昇進の有無を決めることもあるため、そのような上司がいる部署では、優秀な人材が辞めていき、業績が悪くなる傾向にあります。
その反面、周囲から慕われるようなリーダーがいる部署だと、職場の雰囲気も良く、業績も好調で、スタッフ全員が昇給しているといった例もあるので、配置される部署次第で、状況が大きく異なると言えます。
そのため、転職の有無を決断する時には、カドリールインターナショナルという会社がどうかということだけでなく、自分が配属される可能性がある部署の実情がどうかという点についても、押さえるようにしてください。(このあたりの状況については、転職会社が把握しています。)
また、中途採用者の場合、面接における評価が、入社後も付いて回ることになるため、転職する時に、しっかり自分をPRすることが重要です。また、年収やポジションについては、妥協することなく、交渉することが必須となります。
自己アピール・条件交渉が苦手という人は、転職会社のサポートを受けてください。彼らはプロなので、上手に企業側と話を詰めてくれます。(このページの最後に、代表的な転職会社を数社、リストアップしておきます。)
カドリールインターナショナルのワークライフ・バランスについて
先ほども触れましたが、カドリールインターナショナルは、残業・休日出勤が極めて少ない会社です。これは、販売職・総合職、共通であり、殆どの部署において、通常の勤務時間内で業務が回っており、繁忙期を抜かせば、有給休暇の取得も容易です。
事前に申請しておけば、長期休暇も取れる会社なので、毎年、家族旅行に行く社員も多いです。ただし、部署によっては、ダラダラと働いている職場もあり、周りに付き合っていると、いつまでも、帰れないということになってしまいます。
その場合でも、残業代は支給されず、無駄な時間となってしまうので、気をつけてください。(自分から意思表示をしっかりすれば、特に何も言われない会社です。)
こういった例外が一部ありますが、基本的に、カドリールインターナショナルはワークライフ・バランスに優れた会社なので、プライベートと仕事の両立はしやすいと考えてください。
女性の働きやすさ
カドリールインターナショナルは、女性社員比率が高い会社なので、男女平等が基本であり、女性だからといって、待遇が変わることはありません。女性管理職も多数存在するなど、昇進にも男女差がないので、バリバリ働きたいキャリアアップ志向が強い女性にも、オススメの会社です。
産休・育休制度が整っており、容易に取得出来るので、子育てをしながら働くことも可能です。実際に、多くの女性社員がこういった制度を利用していますし、産休前に、有給を消化出来るため、臨月近くの勤務時間を減らすことが出来ます。
休暇後の職場復帰者も多数存在しており、復帰時期については、可能な限り、本人の希望が尊重されるなど、このあたりのフォローはかなり手厚くなっています。
カドリールインターナショナルの転職先としての価値
ここまで、カドリールインターナショナルの社内事情について、様々な視点から見てきましたが、ワークライフ・バランスに優れている会社なので、仕事については、そこそこ頑張るぐらいでいい、自分の時間、家族との時間を大切にしたいという人には、おおむね満足がいく職場だと思います。
その反面、評価制度が曖昧であり、努力したとしても昇給・昇格に反映されないこともあるので、キャリアアップ志向が強い人にとっては、不満を感じる要素が多い会社とも言えます。
このように、カドリールインターナショナルは、長所と短所が明確に分かれている会社なので、自分が会社に何を望むのか、求めるものによって、転職先としての価値が変わってきます。
自分が仕事に求めるものが何なのか、じっくり考えたうえで、カドリールインターナショナルへの転職の可否を判断するようにしてください。
なお、既に触れていますが、カドリールインターナショナルの中途採用は、アパレル系の転職会社経由で募集がかかるケースが大半なので、求人情報を入手するには、こういった会社に連絡を取る必要があります。
転職会社というのは、当然、他社の求人情報も押さえているので、勤務地・年収などの希望条件を伝えれば、カドリールインターナショナル以外にも、有望な転職先が存在するかどうか、調べてもらえますし、そういった会社が見つかれば、求人を紹介してもらえます。
当然、様々な会社の求人情報を比較したほうが、より好条件の転職先が見つかりやすいので、ぜひ、他社の情報についても確認してみてください。
<アパレル業界専門の転職会社>
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転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。