ジャーナル、スタンダード、など、様々なレディースブランド・メンズブランドを展開するベイクルーズ。飲食事業で年商100億円を達成するなど、多角展開を行っていますが、日本を代表するセレクトショップとして、アパレル事業に対するこだわりが強く、事業を拡大する意向を示しています。
そのため、人材採用にも積極的であり、中途採用に関しても、販売職・総合職問わず、常時求人が発生しています。
このページでは、ベイクルーズの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・就労環境などについて、まとめていますので、転職活動に役立ててください。
目次
中途採用の募集内容・選考プロセスについて
ベイクルーズの中途採用求人については、ベイクルーズグループのホームページ内にある採用情報ページにおいて、求人情報の詳細について、確認することが出来ます。
http://www.baycrews.co.jp/recruit/
ブランド別に掲載されており、販売スタッフ・企画・デザイナー・パタンナー・人事・ECサイト運営など、様々な職種において、求人が発生しています。
中途採用に関しては、『顧客のニーズ・時代の流れを細かく、的確にキャッチ出来る人材』を、理想的な人物像としているため、アパレル業界での経験が豊富な人、もしくはサービス業・接客業で、優秀な実績を挙げている人を採用するケースが多くなっています。
その反面、人物重視の採用も行っており、学歴・経験を問わず、面接で好印象を得た人間を採用するといったこともしています。特に、販売スタッフに関しては、この傾向が強いので、経験が乏しい人でも、採用される可能性があります。
雇用形態については、正社員・契約社員がメインです。ただし、正社員登用制度があるため、契約社員として雇われた場合でも、入社後の勤務実績次第で、正社員になれるチャンスがあります。
(少なくない数のスタッフが、半年程度で、正社員として、再契約をしています。)
社員年収・昇給制度について
ベイクルーズに勤務する社員の年収ですが、いくつか、代表例を挙げると、下記の通りとなります。(アパレル業界のなかでは、高めの給与水準となっています。)
【販売職】
- 25歳 販売員(契約社員) 年収270万円
- 30歳 ファッションアドバイザー 年収300万円
- 30代 販売スタッフ 年収330万円
- 35歳 店長 年収500~550万円
【総合職】
- 28歳 営業 年収360万円
- 20代 MD 年収300万円
- 35歳 MDマネージャー 年収600万円
- 40歳 デザイナー 年収750万円
- 管理部マネージャー 年収600万円
ベイクルーズでは、売上・実績をもとにした評価で、全社員がランク付けされるようになっており、そのランクをベースに算出された基本給に、業績に応じた賞与が支給されるといった給与体系となっています。
また、残業代が、1分単位で請求出来る会社であり、基本的には全額支給なので、待遇面については、社員の満足度が高い会社です。
なお、ベイクルーズはポジションに比例して、給与を上げる会社であり、総合職でマネージャークラスになれば、年収1000万円以上が、ほぼ確実です。また、販売職についても、年収1000万円近くを稼ぐ、接客販売のエキスパートが存在します。
昇給については、年1回、ランクに応じて、給与アップの額が決められるようになっていますが、役職なしだと、少額にとどまるケースが大半なので、年収アップを狙うのであれば、管理職に就くことが必須条件となってきます。(見返りが大きいので、やり甲斐を感じている社員は多いです。)
福利厚生制度については、社員割引、保養施設、各種社会保険完備(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)・財形貯蓄などが整っており、アパレル業界のなかでは、かなり手厚いので、この点についても、社員の満足度は高いですし、安心して働けるという声も多いです。
ベイクルーズの人事評価・組織体制について
ベイクルーズは、MBOによる成果主義を評価方法として、採用しているので、売上や実績だけでなく、目標達成率も加味して、上司が評価を行っています。数値や結果といった目で見える部分で評価されるため、不公平感を感じる社員は少なくなっています。
しかしながら、上司の権限が大きいため、いくら結果を出したとしても、上司との関係性が悪いと、一定レベル以上のポジションには上がれないといったケースもあります。
こういったことも含めて、ベイクルーズでは、コミュニケーション能力が高く、自己アピールが上手な人が、高評価を受ける傾向にあるので、このあたりが、昇進の分かれ目になってくると考えてください。
なお、ベイクルーズでは、こういった評価体制にあるため、常に目標の到達を目指す立場に置かれることになりますが、これをプレッシャーと感じて、退職する人もいます。特に、マイペースでノンビリ働きたいというタイプの人は、この傾向が強いので、注意してください。
ベイクルーズは、バリバリ働いて、高い給料を稼ぎたい、出世もしたいという、仕事に対する欲が強い人に向いている会社と言えます。
教育制度・成長環境について
ベイクルーズは、人材育成に力を入れている会社です。個人のスキルに合わせた、様々な研修が用意されており、定期的に受講する仕組みとなっています。
先ほども触れたように、全社員がランク付けされていますが、そのランクに応じて、受講する研修が指定されるなど、かなり細かく制度設計されており、学ぶべきことを的確に学べるという体制になっているので、かなり効率良く、スキルアップを図ることが出来ます。
また、ベイクルーズは、前述したように、成果主義の会社ということもあり、実力のある上司が多く、勤務中に優秀な人の近くで働くことになるため、仕事を通じて様々なスキルを身に付けることが可能な職場環境でもあります。
自分が手を挙げる人間には、チャンスを与える会社でもあり、やる気があれば、新規事業にチャレンジすることも出来るので、成長意欲が高い人にとっては、このうえない恵まれた環境となっています。
ただし、受け身だと、こういったチャンスを得ることが出来ないだけでなく、評価を落とすことになるので、自主性がある人でないと、せっかくの環境も活かせないということになります。(ハッキリ言えば、受け身の人にとっては、居心地は良くない会社です。)
ワークライフバランスについて
ベイクルーズは、昔は残業が多い会社でしたが、残業削減に力を入れているため、近年、少しずつですが、残業時間が減ってきています。ここ数年、平均残業時間が、1ヶ月あたり40時間を超えることはなく、それほど負担になるものでは、なくなっています。
元々、休日出勤は殆ど発生しない会社ですし、有給休暇を取りやすく、まとまった休みも取れるため、長期休暇を満喫することも可能であり、ワークライフバランスについては、極めて良好と言えます。
ただし、人員が不足した場合には、必然的に一人当たりの業務量が多くなるため、残業や休日出勤だけでなく、自宅に仕事を持ち帰ることが常態化することになります。
例外的なことではありますが、こういった状況に陥ることもあるので、気になる人は、転職後、自分が配属されることが想定される部署の人員体制がどうなっているのか、事前に確認しておくことをオススメします。
女性の働きやすさ
ベイクルーズの従業員は、女性比率が高いこともあり、待遇は全て男性と同等です。キャリアアップに関しても、女性だからといって不利になることはありません。販売職の場合、店舗によっては、男性スタッフよりも、女性スタッフのほうが優遇されるケースもあるぐらいです。
しかしながら、先ほども述べましたが、成果主義の会社ということもあり、結果を出せないと、それがプレッシャーになります。そのため、数字を出そうと、頑張りすぎて、体力的にも、精神的にも辛くなって、退職するという社員もいるので、その点は注意してください。
なお、産休・育休については、取得しやすい環境となっていますし、復帰後には、フルタイム勤務の4分の3程度に勤務時間を短縮出来るフレキシブル社員制度を利用することが可能です。
ちなみに、この制度は、病気、親の介護なども利用対象となるので、何らかの理由でフルタイム勤務が難しい時でも、働き続けることが可能です。
ベイクルーズの転職先としての価値
ここまで、ベイクルーズの就労環境について、様々な観点から状況をお伝えしてきましたが、何かと働きやすいように、制度設計がされていますし、努力次第で、高収入を手にすることが出来るので、アパレル業界のなかでは、かなり好条件の職場と言えます。
転職を目指すだけの価値が十分にあると言えますが、誰にとっても相性が合う会社というのは存在しないので、自分にとってはどうなのか、入念に検討したうえで、転職の判断を下すことをオススメします。
最後に、ベイクルーズの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断について、アドバイスを求めるのもアリです。客観的な視点で分析してくれます。
また、彼らは様々な企業の求人を幅広くカバーしているので、他社の求人について教えてもらうというのもいいことです。複数の求人を比較することで、より良い決断が下せますし、もしかしたら、ベイクルーズ以上に自分に合う会社が出てくるかもしれません。
自分が転職先となる会社に求めるものを伝えれば、それらの条件に合う求人を探してくれるので、ぜひ話をしてみてください。
<アパレル業界に強い転職会社>
※
転職を目指す会社が決まった場合、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。