モリリンの中途採用事情

 

愛知県一宮市に本社を置く、繊維専門商社モリリン。江戸時代初期(1662年)に創業された老舗中の老舗企業です。棉の売買から、事業を始め、明治時代の綿糸・綿織物の販売事業を経て、今現在は、衣料品、リビング用品、産業資材などを扱う生粋のアパレルメーカーです。

 

(創業当初から、同じ業種で、事業を展開しているというのは、極めて稀なことであり、そういった意味でも、文字通りの老舗アパレル商社と言えます。)

 

ここ数年、順調に事業が推移しており、増収増益を維持している企業なので、人材採用に積極的です。常に優秀な人材を求めているため、中途採用案件に関しても、営業・企画・生産管理・デザイナー・事務など、様々な職種において、求人が発生しています。

 

このページでは、モリリンにおける中途採用求人の傾向、及び、社員年収、就労環境などについてまとめていますので、転職活動の際に、参考にしてください。

 

目次

モリリンの中途採用求人の傾向

繰り返しになりますが、中途採用については、営業・企画・生産管理・デザイナー・一般事務といった職種を中心に、求人が発生しています。

 

会社の公式サイト内に、採用情報ページが設けられていますが、こちらは新卒向けのページであり、中途者向けの情報ページは開設されていません。これは、モリリンは、中途採用に関しては、転職会社経由で募集をかけているためです。

 

このページの最後に、モリリンの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますので、それらのサイトにアクセスして、確認してみてください。

 

(その都度、タイミングによって、モリリンが利用する転職会社が異なるので、複数の転職会社の求人情報を同時にチェックしたほうが、より確実です。)

 

なお、モリリンは、中途採用希望者に対しては、どの職種においても、該当業務に関する実務経験を求めています。要求レベルは職種によっても、異なりますが、3年以上の経験を要求されるケースが多いです。

 

また、海外生産工場の責任者といったような、海外絡みの求人だと、ビジネスレベルの英語力が必須条件に加わることになります。

 

モリリンの社員年収・昇給制度について

モリリンに勤務する社員の年収ですが、具体的な事例を下記に挙げるので、参考にしてください。

 

  • 28歳 総務 年収260万円
  • 30代 事務 年収300万円
  • 30代 生産管理 年収350万円
  • 40代 営業係長 年収450万円
  • デザイナー 年収280万円
  • 企画 年収350万円
  • 営業 年収400万円

 

モリリンの給与水準は、職種や部署によって、違いはありますが、業界内では、ごく平均的な設定と言えます。住宅補助、社員食堂、保養所、社員旅行等の福利厚生が充実しており、きれいなオフィスが多いので、居心地の良い職場と感じている社員が多いです。

 

年功序列の会社なので、正社員であれば、毎年、給与がアップしますし、勤務年数を重ねるごとに、手当が厚くなる傾向にあります。部長以上の役職に就けば、年収1000万円を超える高収入を得ることも可能です。

 

他社を大きく上回るような、贅沢な待遇は期待出来ないけど、安定した環境のなかで、安心して働くことが出来るのが、モリリンという会社と言えます。

 

モリリンの評価制度について

モリリンの人事評価制度は、年功序列型となっており、仕事で高い実績を出しても、昇進や昇給に、直結するとは限りません。また、部署単位の相対評価のため、どの部署に所属するかによっても、評価の内容が変わってくるので、公平性が保たれていないと感じる社員が多くなっています。

 

(優秀な人が多ければ、その分、自分の評価は下がるし、逆に、仕事が出来ない人が多ければ、少しぐらい、自分の実績が落ちても、かえって評価は上がるといった現象が起きてしまうことになります。)

 

ただし、部署の目標を達成した場合は、決算賞与が出るので、努力次第で、給与を上げることは可能です。(個人としてよりも、チームとして頑張ることが重要であり、このあたりは協調性を重んじる日本の会社そのものと言える制度です。)

 

なお、中途採用で入社する時の注意点として、モリリンはこういった会社なので、入社後、会社と交渉して、年収を上げてもらうといったことは、まず無理です。その反面、入社時には、交渉する余地があるので、条件面を重視する人は、とことん話し合うことをオススメします。

 

ここで、中途半端に妥協すると、入社後、後悔することになるので、要注意です。こういった条件交渉は苦手という人は、前述した転職エージェントに代行してもらってください。(依頼すれば、交渉を請け負ってくれます。)

 

彼らはプロなので、交渉術に長けており、うまく話を進めてくれます。交渉ベタな人が、無理に自分で行うよりも、良い結果に落ち着く可能性が大なので、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

教育制度・成長環境について

モリリンは、歴史が古いこともあり、しっかりとした中身のある教育制度を整備しています。基礎的な知識・スキルから、繊維など、業務に関する専門知識や生産管理などの専門スキルまで、段階的に研修を行っており、ステップアップ方式で、無理なく、自己研鑽を図ることが可能です。

 

また、現場における指導・教育も徹底しているので、OJTについても問題なしです。仕事を進めるなかで、自然にスキルを磨くことが出来ます。

 

なお、社内教育に関して、モリリンの唯一の欠点を挙げるとすれば、海外展開を積極的に進めているグローバル企業であるにもかかわらず、英語などの語学力を鍛えるトレーニングは、殆ど行われていないということです。

 

各個人の努力に委ねられている状況なので、自力で勉強する必要があります。(今後は変わるかもしれませんが、現時点においては、100%自己責任と考えてください。)

 

ワークライフバランスについて

ワークライフバランスという観点で見た場合、モリリンは、優秀な企業です。ノー残業デーの設定や休日出勤の禁止など、残業を減らす方向で動いており、実際に減少傾向にあります。元々、有給の取得率が高い会社なので、プライベートの時間をしっかり確保出来ます。

 

ただし、営業マン、デザイナーのなかには、仕事量が多く、長時間労働を強いられている人もいます。また、営業職の場合、イベントや接待などの飲み会で、深夜まで拘束されたり、休日出勤を余儀なくされたりといったことも起こっています。

 

ただし、営業マン、デザイナーであれば、全員、そうであるかというと、そうでもなく、担当業務にもよるので、この点について気になる人は、入社後、自分が配属されることが想定される職場の状況について、事前に調べておくことをオススメします。

 

(転職エージェントに問い合わせれば、すぐに教えてくれるはずです。)

 

女性の働きやすさについて

モリリンは、男女が仕事で差別されることはなく、キャリアアップの機会も平等に与えられています。デザイナーや事務など、女性のほうが、出世しやすい職種もあるくらいなので、女性にとっては、何かとチャンスが多い会社と言えます。

 

産休・育休制度についても、きちんと整備されており、実際に誰でも無条件で、利用することが出来ます。子供の体調が急に悪くなって、休みが欲しいといったことも、会社として認めており、周囲の理解もあるので、働きながら子育てをするには、良い環境です。

 

モリリンの転職先としての価値

ここまで、モリリンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、個人の実績をシビアに見るような会社ではなく、良い意味でノンビリした会社なので、仕事のプレッシャーに弱い人には、オススメの職場です。

 

実際、モリリンは、マイペースで伸び伸びと仕事をする人が多く、残業や休日出勤も少ないので、プライベートを充実させることが可能です。

 

一方、能力が高い人が実力に見合った給与をもらえる可能性は低く、バリバリ働きたいという人が働き続けるのは厳しい状況です。

 

そういった意味では、人によって評価が大きく変わるのが、モリリンという会社なので、自分に合う会社なのかどうか、冷静に判断して、転職の判断を下すようにしてください。

 

最後に、アパレル業界の求人に強い、転職エージェントをリストアップしておきます。モリリンの中途採用求人の取り扱い実績も豊富なので、今現在、どんな求人が出ているのか、ぜひ問い合わせてみてください。

 

なお、エージェントは、モリリンの社内事情を把握しているので、転職の判断で迷うようでしたら、アドバイスを求めるのもアリです。プロの視点で、冷静に分析してくれます。

 

また、彼らは様々な企業の求人情報を保有しているので、他社のことについて聞いてみるのもオススメです。(もしかしたら、モリリン以上に魅力的な会社が出てくるかもしれません。)

 

転職先に希望する条件等を伝えれば、それらの条件に合う求人が存在するかどうか確認してくれるので、興味がある人は、調べてもらってみてください。

 

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