サンエー・インターナショナルの中途採用事情

 

アドーア、ジルスチュアート、アッシュ・スタンダード、ヒューマンウーマン、ダイアンフォンファステンバーグ、シャルロデザート、ボディドレッシングなど、多数の人気デザイナーズブランドを展開するサンエー・インターナショナル。

 

アパレル不況のなかで、一時期、赤字に苦しんでいましたが、2014年に東京スタイルと経営統合をしたことを経緯として、業績が急回復、黒字化を達成しています。

 

この回復を一時的なものとせず、持続的に成長出来る体制を目指し、組織改編を積極的に進めていますが、こういった背景があるため、採用需要という点では、現時点では、それほど高くはなく、中途に関しても、販売職の求人がチラホラ出ている程度です。

 

しかしながら、組織改編が進むにつれて、総合職においても、求人が出てくる可能性は十分にあります。

 

デザイン力・企画力が高い会社なので、アパレル業界内において、転職を考えるのであれば、有力候補と言える存在なので(面白い仕事が出来る会社です)、こまめに求人情報をウォッチしておくことをオススメします。

 

このページでは、サンエー・インターナショナルの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

目次

サンエー・インターナショナルの中途採用求人の傾向

先ほども触れましたが、中途に関しては、販売職の募集がメインとなります。一般スタッフ、及び、店長候補を募集する求人の2パターンとなっており、前者に関しては、高卒以上であれば、経験不問で誰でも応募出来ます。

 

後者に関しても、アパレル未経験で応募可となっていますが、実際に採用された場合には、アルバイトからのスタートとなります。一方、店長経験が3年以上あれば、正社員としての採用となり、給与についても、初年度で、年収500万円前後が見込めます。

 

一方、総合職に関しては、デザイナー、パタンナー、営業企画、マーケティング、MD、VMD、生産管理、品質管理、経理財務、人事、経営企画などが、対象職種とはなりますが、求人の発生頻度は低いので、少ないチャンスを、いかにモノに出来るかという話になってきます。

 

正直なところ、いつ、次の募集がかかるか分からないので、総合職での転職を目指しているのであれば、同業他社も視野に入れて、幅広く転職先候補を探すことをオススメします。

 

なお、過去の事例では、総合職の場合、即戦力とみなされるだけの経験・実力が求められるので、同一職種での就労経験が豊富な人でないと、応募しても、採用される可能性はゼロに等しいと考えておいたほうがいいです。

 

求人情報の入手方法

サンエー・インターナショナルは、中途採用に関しては、アパレル業界における転職支援サービスを展開する転職会社を通じて、募集をかけているので、求人情報を入手するためには、そちらにコンタクトする必要があります。

 

下記の転職会社があれば、まず、サンエー・インターナショナルの求人を扱っているので、連絡を取ってみてください。(これらの会社に問い合わせても、求人を紹介してもらえないという時には、その時点では、募集自体がゼロと考えてください。)

 

<アパレル業界専門の転職会社>

 

サンエー・インターナショナルの社員年収・昇給制度について

サンエー・インターナショナルに勤務する社員の給与水準ですが、下記に幾つか、年収サンプルをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

【販売職】

  • 20代 販売スタッフ 年収280万円
  • 30代 販売スタッフ 年収300万円
  • 26歳 副店長 年収330万円
  • 38歳 店長 年収370万円

【総合職】

  • 27歳 デザイナー 年収400万円
  • 33歳 チーフデザイナー 年収650~750万円
  • 管理部門 リーダー 年収500万円
  • 管理部門 課長 年収720万円

 

サンエー・インターナショナルは、基本給に加えて、賞与が年2回支給される給与体系となっており、アパレル業界内では、平均的な給与水準となりますが、残業代がきちんと支払われるので、その点は、安心して働くことが出来ます。

 

福利厚生は、一般的なものとなりますが、自社商品を安く購入出来る社員割引制度、法人契約している施設(ホテル・ジム・エステ・レストラン)を安く利用出来る制度などが用意されており、社員には人気となっています。

 

昇給に関しては、毎年、給与見直しの機会があり、少額ではありますが、ほぼ確実にアップしています。また、管理職になると、手当なども含めて、給与が大幅にアップする会社なので、ここまでになると、同業他社と比較しても、十分に満足出来るレベルになります。

 

サンエー・インターナショナルの評価制度について

サンエー・インターナショナルは、半期に一度、事前に設定した目標の達成度合いを評価する形で、人事査定を行う評価制度が導入されています。

 

目標達成のレビューは半年に1回となり、その時には、上司と面談を行い、新たな目標を設定することになります。新しいことにチャレンジさせてもらえる会社なので、やる気があれば、色々な業務に携わることが出来ます。

 

評価項目は多く、数字(実績)だけではなく、仕事に取り組む姿勢も評価の対象となります。このため、真面目に仕事に取り組んでいれば、一定の評価を受けられるようになっており、社員の納得度は高くなっています。

 

ちなみに、上司の判断が評価に直結するので、高評価を狙うのであれば、日頃から上司とコミュニケーションを取り、自分が求められる役割を正確に把握したうえで、その役割を着実に実践していくことが重要です。

 

(良い意味で、上司の期待に応えて、気に入られることが、サンエー・インターナショナルで、高評価を得るための秘訣です。)

 

教育制度・成長環境について

サンエー・インターナショナルは、社内教育制度が充実している会社です。実務知識を学ぶための研修から、ビジネスマナー、スケジュール管理など、汎用的なビジネススキルを習得するための研修まで、様々な機会が設けられています。

 

また、こういったスキルを磨くための社内勉強会も開催されているので、こういった場に参加することで、成長意欲が高い人達と交流しながら切磋琢磨出来るのも、大きいです。

 

前述したように、サンエー・インターナショナルは、色々なことに挑戦出来る会社なので、仕事を通じても、様々な経験を積んで、スキルアップを図ることが出来ます。

 

ちなみに、サンエー・インターナショナルは、OJTの手法に長けているので、働きながら、様々なスキル・技術を効率良く習得することが出来ます。

 

ワークライフバランスについて

サンエー・インターナショナルは、就労環境が非常に良い会社です。アパレル業界のなかでも、公休が多い会社ですし、それに加えて、残業を削減する方針で動いているので、年々、ワークライフバランスが改善されています。

 

有給に関しても、問題なく取得出来ます。むしろ、会社側から取得を促されるぐらいであり、全社員の有給消化率は、非常に高くなっています。

 

ただし、営業部門の一部など、膨大な業務量をこなさなければならない職場も存在しており、そのような部署で働く人の場合、深夜残業・休日出勤が当たり前となっているのが、実情です。

 

今後は、こういった部署の就労環境も、改善される可能性が大ですが、少なくても現時点では、悪環境となっているので、ワークライフバランスを重視する人は、転職後、自分が配属されることが想定される職場の状況について、事前に確認しておくことをオススメします。

 

女性の働きやすさについて

サンエー・インターナショナルは、配属先のブランドや部署によっても、違いはありますが、基本的に女性が中心となって活躍している会社であり、女性だからといって、待遇面で不利な状況になることは一切ありません。

 

管理職への昇進のチャンスも豊富に存在しているので、キャリア志向が強い女性にとっては、やり甲斐がある職場と言えるでしょう。

 

また、以前は、結婚・出産のタイミングで、退職する人が多い会社でしたが、人材確保の観点から、勤続率を高めるために、結婚時に、お祝い金を支給する、リフレッシュ休暇を取れるようにする、産休・育休制度を完備するなど、環境整備に力を入れています。

 

結果として、出産後も働きやすい環境となり、実際、仕事を辞める人はゼロに等しくなっているので、育児と仕事の両立を頭に入れている人にとっても、サンエー・インターナショナルはオススメの会社です。

 

サンエー・インターナショナルの転職先としての価値

ここまで、サンエー・インターナショナルの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、ワークライフバランスが極めて良好な会社であり、プライベートと仕事の両立が図りやすいので、自分の時間を大切にしたい人には、最適な会社です。

 

それでいて、自分を成長出来るチャンスに満たされている会社でもあるので、仕事に対する意欲が高い人にとっても、魅力的な職場と言えます。(仕事もプライベートも充実させたいという理想を追求出来る会社と言えます。)

 

給与など、条件面については、ごく普通ですが、管理職に昇進すれば、大きな見返りがあるので、そこを目指して頑張ると思えば、やり甲斐があります。(充実感を持って働ける職場であることは間違いないです。)

 

サンエー・インターナショナルは、求人自体が少ないので、そもそも転職のチャンスが限られているのですが、もし機会があるようでしたら、真剣に検討してみてください。それだけの価値がある会社です。

 

ただし、販売職であれば、まだしも、総合職の場合、いつ、そのチャンスが得られるのか分かりません。繰り返しにはなりますが、他社も候補に入れて、転職活動を進めることをオススメします。このあたりは、転職会社と相談しながら、判断してみください。

 

<アパレル業界専門の転職会社>