ラコステジャパンの中途採用事情

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緑色のワニのロゴが入ったポロシャツが有名なラコステ。1933年に設立された、フランスのアパレルブランドですが、日本においても、根強いファンが多く、服、バッグ、香水、メガネなど、様々な製品が人気を博しています。

 

そのラコステの日本市場における、製造・販売事業を担っているのが、ラコステジャパン。全国各地に100以上の店舗を展開、プレミアムカジュアルブランドのリーディングカンパニーになることを、経営目標として、様々な改革を行っています。

 

2017年には、フランスのアウトドアブランド『AIGLE』の日本展開を始めるなど、ラインナップの拡充にも努めています。

 

人材採用の動きについては、販売職、総合職を問わず、様々な職種を対象に、募集がかかっています。特に、総合職に関しては、中途採用がメインとなっており、募集数自体は、数名程度と限られたものとはなりますが、転職のチャンスは、確実に存在します。

 

このページでは、ラコステジャパンの中途採用求人の傾向、及び、社員年収、就労環境などについて、まとめていますので、参考にしてください。

 

目次

ラコステジャパンの中途採用求人の傾向

繰り返しになりますが、ラコステジャパンでは、販売職、総合職の双方において、求人が発生しています。ちなみに、総合職に関しては、営業、バイヤー、MD、店舗開発、人事、経理財務、事業開発などが、募集対象となる主要職種となります。

 

(ちなみに、ラコステジャパンでは、バイヤーとMDを兼務するケースが多いです。)

 

販売職に関しては、契約社員での採用となるケースが多く、フルタイム(1日7~8時間x週5日)での長期勤務が可能であれば、経験不問で、誰でも応募出来るというのが、一般的なパターンです。(もちろん、経験者であれば、優遇されます。)

 

また、店舗によっては、短時間勤務の社員を募集する求人が出ていることもあり、この場合、実働週20時間以上というのが、一つの目安となります。

 

一方、総合職に関しては、どの職種においても、最低、3~5年程度の実務経験が必須となり、職種未経験者は、基本的に応募不可です。

 

ただし、求人によっては、前職の業種は不問というケースもあるので、アパレルの経験がない人にも、転職のチャンスはあります。

 

また、総合職に関しては、マネージャー候補を募集する求人も出ており、こちらでは、実務経験に加えて、マネージャー経験も要求されますが、採用が決まれば、年収800万円オーバーも見込めるので、なかなかの好条件です。

 

特に、新ブランドの『AIGLE』は、立ち上げて間もないこともあり、マネージャークラスの人材を、積極的に募集しています。アウトドアブランドの経験があると、かなりの好条件が提示されるかもしれないので、興味がある人は、チェックしてみてください。

 

求人情報の入手方法

ラコステジャパンの公式サイト内に、採用情報ページが開設されており、そちらのページにおいて、募集要項、及び、現在、募集がかかっている求人の一覧について、確認することが出来ます。
http://lacostejapan.recruitpage.com/

 

ちなみに、採用情報ページにアクセスすると、新卒採用、及び、販売職の求人情報が、まず目に飛び込んできます。

 

一見すると、総合職の求人情報が見当たらないのですが、サイトのフッターに、『東京本社勤務』として、リンクが貼られており、そちらをクリックすると、一覧ページに辿り着けるので、ここから確認するようにしてください。

 

また、ラコステジャパンは、転職会社経由でも、募集をかけているので、そちらから、求人情報を入手することも出来ます。

 

公式サイト、転職会社、どちらからでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、ラコステジャパン以外の求人のことについても知りたいという時には、まとめて教えてもらえるので、便利です。

 

このページの最後に、アパレル業界に強い転職会社のなかで、代表的なものを数社、リストアップしてありますので、参考にしてください。

 

社員の年収・給与制度について

ラコステジャパンに勤務する社員の給与水準ですが、販売職、総合職、それぞれの年収事例を挙げると、下記の通りとなります。

 

【販売職】

  • 20代 販売スタッフ 年収220万円
  • 20代 副店長 年収250万円
  • 30歳 店長 年収300万円
  • エリアマネージャー 年収700万円

【総合職】

  • 30代 PR 年収500万円
  • 30代 VMD 年収600万円
  • 営業 年収500万円
  • 営業課長 年収700万円
  • 営業部長 年収1000万円

 

ラコステジャパンは、基本給に加えて、インセンティブが支給される給与体系となっています。予算達成率に応じて、インセンティブが算出されるのですが、同じ結果を出しても、部署ごとに、インセンティブの支給額に差があるので、配属先によっても、給与格差が生じることになります。

 

給与水準に関しては、基本給自体は、業界内で、ごく平均的な数字となっており、特筆することはないのですが、インセンティブの額が大きく、実力次第では、業界標準を大きく上回る高収入を得ることが出来るので、そういった意味では、やり甲斐がある会社です。

 

福利厚生に関しては、社会保険が完備されているほか、確定拠出年金制度、国内各種施設優待制度、健康診断制度、社員割引制度などが用意されており、まずまずです。

 

昇給については、毎年1回、給与見直しの機会がありますが、上級職に昇進しない限り、それほどアップすることはありません。

 

その分はインセンティブでカバー出来るので、収入を上げるチャンスは幾らでもあるのですが、当然、高額のインセンティブをもらえるような人は、ポジションも上がるので、基本給も大幅にアップすることになります。

 

逆に言えば、実績を残せない人は、インセンティブをもらえない、昇進しないので、基本給も上がらないということで、優劣がハッキリする会社と言えます。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用者の場合、前職の経歴や実績を鑑みて、基本給が算出されることになりますが、ここは、交渉次第という要素もあるので、ラコステジャパンから提示された金額に、納得がいかない時には、希望条件を伝えて、会社側と話し合うようにしてください。

 

ラコステジャパンは、当人の実力にあった待遇を与える会社なので、自分の経歴に自信がある人の場合、その実績を的確にPRすることで、条件アップに成功する可能性が高く、それだけに妥協してしまうのは、もったいないです。

 

もし、こういった条件交渉が苦手ということであれば、前述した転職会社に交渉の代行を依頼することをオススメします。

 

彼らは、転職のプロなので、この手の交渉に慣れており、うまく話を進めてくれます。その結果として、条件アップに成功するケースが多々あるので、交渉役として的確です。ぜひ一度相談してみてください。

 

ラコステジャパンの評価制度について

ラコステジャパンでは、年1回、売上・実績などの数字や、個人目標の達成率をベースに、直属の上司が査定を行い、その評価に応じて、昇進・昇給の有無、及び、インセンティブの支給額が決まります。

 

どの部署においても、成果主義が基本なので、結果に対するプレッシャーは強いのですが、その反面、良い結果を出せなかったとしても、仕事に対して、真摯に取り組んでいれば、その姿勢を考慮して、評価を付けてくれるといったこともあるので、その点は安心です。

 

ちなみに、販売や営業といった職種だと、特に成果主義の傾向が強く、数字が評価の全てとなりますし、そこで実績を残せば、年齢を問わず、管理職に就くことが出来ます。

 

また、優秀な実績を残した時には、本人が希望すれば、販売職から総合職へのジョブチェンジも含めて、職種を変えることが、認められているので、自分の実力で勝負したい人、キャリア志向が強い人には、オススメの会社です。

 

教育制度・成長環境について

ラコステジャパンは、社員教育に熱心な会社であり、様々な研修・勉強会が開催されています。研修の内容は、接客研修、VMD研修、マネジメント研修など、多岐に渡りますが、一つの研修が、さらに細かく分かれており、個々のスキルに応じて、適切な研修を受けられるようになっています。

 

また、eラーニング講座も用意されており、空き時間を利用して、自由に受講することが出来ますが、内容が非常に充実しているので、学習意欲が高い人にとっては、魅力を感じる環境だと思います。

 

なお、ラコステジャパンは、OJTの仕組みもしっかりしており、先輩スタッフや上司から、入念に指導を受けられるので、未経験者でも、仕事を通じて、必要な技術を、効率良く習得することが出来ます。

 

意欲がある人間に、チャンスを与える会社でもあるので、新しいことにチャレンジしやすいですし、仕事に対する裁量権を持って、業務を遂行することになるので、仕事から得られる経験値というのは大きく、ここも、成長環境という観点から言えば、大きなメリットと言えます。

 

このように、ラコステジャパンは、自分を成長させやすい会社ですが、意欲を示せば示すほど、チャンスをもらえるので、スキルアップの機会が欲しければ、日頃から、上司に何度も、その意志を伝えるようにしてください。

 

(そうすると、能力を向上させられるように、仕事の割り振りを考えてもらえます。)

 

ちなみに、ラコステジャパンは、グローバルブランドということもあり、日本企業では学べないような経営手法、業務遂行のスタイルを学ぶことが出来ると感じている社員が多いです。

 

海外本社・支社との協働が発生する部署に配属されれば、より一層、そういった経験が出来ますし、外国人と仕事を進めていく経験、英語を使って働く経験も出来るので、もし、こういったことに興味があるのであれば、そういった部署への配属をアピールするのもアリです。

 

ワークライフバランスについて

ラコステジャパンは、数年前までは、一人当たりの業務負荷が高く、残業が多い会社でしたが、会社が残業時間を削減するために、業務体制の効率化を行った結果、実際、今現在においては、残業は、かなり減ってきています。

 

自分に与えられる業務を、効率良く遂行していけば、定時に帰宅することも可能な状況なので、プライベートの時間を大切にする人にとっても、まず満足出来る職場です。

 

有休についても、繁忙期でなければ、希望通りに取得することが可能です。(事前調整さえしておけば、4日程度の休みを、連続で取ることも出来ます。)

 

ただし、営業など、一部には、今でも業務量が多い部署は存在しており、そういった部署に配属されると、急なイベントや会議などで、深夜残業や休日出勤をこなければならないこともあります。

 

そのため、ワークライフバランスを重視する人は、転職後、自分が配属されることが想定される職場の就労環境について、事前に調べておくことをオススメします。

 

女性の働きやすさについて

ラコステジャパンは、実績主義の会社なので、男女関係なく、実力があれば、昇進出来る環境ですし、与えられる仕事に関しても、男女差はありません。

 

管理職に就いて、活躍している女性が非常に多い会社ですし、その数は、年々増えているので、キャリアアップに意欲的な女性には、オススメの会社です。

 

一方、育児支援体制については、産休・育休は整備されており、希望通りに取得することが可能ですが、時短勤務制度がないため、復帰後には、フルタイムで働くのが基本です。

 

そのため、業務量が多い忙しい職場だと、大変な部分がありますが、その反面、周囲の理解は得られやすく、上司や同僚からのフォローを受けながら、子育てと仕事を両立させている人もいるので、それほど心配する必要はないでしょう。

 

ラコステジャパンの転職先としての価値

ここまで、ラコステジャパンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、自分の頑張り次第で、幾らでも、昇給・昇進を望める実力主義の会社なので、キャリア志向が強い人にとっては、やり甲斐がある環境と言えます。

 

また、教育制度が整っており、自分の能力を向上させやすい職場でもあるので、成長意欲が高い人にもオススメです。

 

要は、仕事をすることに対して、強い価値を感じる人=強い意欲を持っている人に、向いている会社ということになります。

 

なお、ここまでの話を、裏返しで言えば、結果に対する追求度が厳しく、成果を出せないと、居場所がなくなる可能性がありますし、目標を達成しなければいけないというプレッシャーを、常に感じながら、働くことになるので、こういった環境を前向きに捉えられる人でないと、働き続けるのは、難しいでしょう。

 

こうやって見ると、ラコステジャパンに合う人、合わない人が、はっきり分かれる会社と言えるので、その点を冷静に見極めたうえで、転職の判断を下すようにしてください。

 

なお、下記に、ラコステジャパンの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断がつかないようでしたら、相談してみてください。客観的な視点で、アドバイスしてくれるので、参考になります。

 

また、その結果として、ラコステジャパンは自分には合わないという判断になった時には、別の会社を紹介してもらうことも出来ます。

 

転職会社は、様々な企業の求人案件を保有しており、そのなかには、ラコステジャパン以上に、自分に合う会社が存在するかもしれないので、ぜひ、他社のことについても、色々と話を聞いてみてください。

 

<ラコステジャパンの中途採用求人を扱っている転職会社>

 

※補足
このなかで、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』の2社については、総合系の転職会社なので、様々な業種の企業の求人案件を押さえています。もし、アパレル以外の業種の会社に興味があるようでしたら、この2社に相談してみてください。