画像出典:smirnov aleksey
今さら説明するまでもない、世界有数のスポーツブランド、アディダス。ドイツ発祥のスポーツメーカーですが、日本においても、熱狂的なファンが多く、健康志向の拡大の影響を受けて、日本国内市場における売上を着実に伸ばしています。
その事業を担っているのが、アディダスジャパン。年々、事業が拡大していることから、組織の強化に努めており、外部からの人材募集を積極的に行っています。
この後、詳しく触れますが、中途採用の求人についても、常時、多数の案件が発生しているので、転職のチャンスは豊富に存在します。アパレルメーカーとしては、給与も含めた待遇面も良好であり、転職を目指すには、最適なタイミングと言えます。
このページでは、アディダスジャパンの中途採用求人の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の就労環境についてまとめていますので、転職活動の際には、参考にしてください。
目次
アディダスジャパンの中途採用求人の傾向
中途採用に関しては、販売職(ストアスタッフ、ストアマネージャー)、総合職(MD、VMD、営業、マーケティング、人事、経理財務、経営企画、法務、物流管理、カスタマーサポート)に分かれる形で、募集がかかっています。
また、最近の傾向として、アディダスジャパンは、eコマースに力を入れているため、Webマーケティング、SE、Webディレクター、Webデザイナーなど、インターネット関連の職種において、募集数が増えています。
応募条件に関しては、該当業務に関する実務経験が必須となり、一部の職種に関しては、ビジネスレベルの英語力が要求されるケースが、多々あります。(経験年数、保有スキルなどが、細かく指定されることもあるので、詳細については、個々に確認するようにしてください。)
なお、ストアスタッフについては、学歴や職歴、転職回数などは一切不問となっているので、基本的に誰でも応募可能ですが、選考の際には、能力や性格がチェックされるので、当然、販売職の経験がある人のほうが有利です。
また、地域によっては、外国人が重要顧客となっているため、英語や中国語が話せる人材が、優先的に採用される傾向があります。UターンやIターンも歓迎されているので、語学が得意な人は、敢えて、そういった地域を選ぶという方法もあります。
求人情報の入手方法
アディダスジャパンの公式サイト内に、キャリア採用ページが用意されているので、そちらから、中途採用の求人情報を入手することが可能です。
http://adidas-group.jp/recruit/
また、気になる求人があれば、そのまま応募することも出来るようになっていますが、難点としては、肝心の募集要項が、全て英語表記になっているということです。
これは、恐らく、ドイツ本社で開発されたシステムが、そのまま日本法人にも導入されているためだと思いますが、そのため、エントリーの仕方も、日本の一般的な方法とは異なっており、もしかしたら、戸惑ってしまうかもしれません。
なお、応募する際には、必要事項を記入することになりますが、これも英語で行うことになるので、語学が苦手な人だと大変です。
アディダスジャパンは、中途採用に関しては、日本国内の転職会社経由でも、募集をかけているので、公式サイトを見て、分かりづらいと感じるようでしたら、転職会社に問い合わせたほうが速いです。
このページの最後に、アディダスジャパンの中途採用求人を扱っている、代表的な転職会社をリストアップしておきますので、連絡を取ってみてください。
社員の年収・給与制度について
アディダスジャパンに勤務する社員の給与水準ですが、販売職、総合職、それぞれに分ける形で、年収事例を記載すると、下記の通りとなります。
【販売職】
- 20代 ストアスタッフ(アルバイト) 年収200万円
- 20代 ストアスタッフ(契約社員) 年収240万円
- 20代 ストアスタッフ 年収300万円
- 30代 ストアマネージャー 年収580万円
【総合職】
- 30代 マーケティング 年収600万円
- 35歳 マーケティングマネージャー 年収700~800万円
- 40代 マーケティングシニアマネージャー 年収1000万円
- 30代 商品企画主任 年収750万円
- 29歳 管理部門課長 年収800万円
- 40代 PR課長 年収900万円
- 20代 営業 年収480万円
- 35歳 営業アシスタントマネージャー 年収600万円
- 営業マネージャー 年収1000万円
アディダスジャパンの給与体系は、年俸制となり、12分割されたものが毎月支給されるようになっています。また、年俸とは別に、四半期ごとにインセンティブがプラスされるチャンスがあります。
業界をリードするメーカーだけあって、アパレル業界内においても、高めの給与水準となっています。特に、総合職に関しては、他業種のメーカーと比較しても、遜色がないレベルです。
インセンティブについては、部署ごとに支給額が変わってくるので、どういった業務(職種)に従事するかによって、給与差が生じることになります。また、販売職の場合、勤務エリアによって、基本給が異なるので、ここでも給与差が発生することになります。
昇給については、年に1回、給与の見直しがなされる機会がありますが、上がったとしても少額にとどまるケースが多いです。ただし、管理職に就けば、一気に給与がアップすることになるので、そういった意味では、やり甲斐がある職場と言えます。
福利厚生については、退職金制度や確定拠出年金制度、カフェテリアプラン、自社商品の割引購入制度、スポーツ施設の優待利用制度などが用意されています。
家族手当、住宅手当といったものは用意されていないので、他社と給与を比較する際には、この点は、割り引いて考えるようにしてください。
中途採用で入社する時の注意点
中途採用の場合、前職の年収や、それまでの経歴をベースにして、年俸額が決まることになりますが、入社時の交渉次第で、数字が変わるという要素もあるので、会社側からの提示額に満足出来ない時には、希望条件を伝えて、しっかりと話し合うことをオススメします。
ここで、中途半端に妥協してしまうと、入社後、後悔することになりかねないので、要注意です。特に、アディダスジャパンは、そう簡単に給与が上がる会社ではないので尚更です。ある意味、転職時というのは、最も収入を上げやすいタイミングとも言えるので、しっかりと交渉してください。
もし、こういった条件交渉を、どうやって進めたらいいのか分からないということであれば、前述した転職会社に代行してもらってください。彼らは、転職のプロなので、この手の交渉に慣れており、うまく話を進めてくれます。
数字の上積みに成功したという事例が多々あるので、交渉が苦手という人は、一度相談してみることをオススメします。
アディダスジャパンの評価制度について
アディダスジャパンでは、業績や売上といった数字を主な材料として、直属の上司が査定を行う成果主義型の評価システムを採用しています。
実力があれば、若くても管理職に登用されるケースが珍しくないので、キャリアアップに意欲的な人にとっては、やり甲斐を感じることが出来る環境です。(なお、総合職の場合、全職種共通で、管理職に昇進するためには、ある程度の英語力が必要となります。)
なお、アディダスジャパンは、人事査定における上司の権限が大きいので、日頃から、上司とコミュニケーションを取って、上司から求められる役割を理解したうえで、しっかりと、その役割を果たすことが、高評価を得るためのポイントとなります。
かつ、アディダスジャパンは、チームワークを大切にする風土がある会社なので、周囲と協働して、仕事を進められる人ほど、評価が高くなる傾向があります。周りを率先して物事を進めていけるような、リーダーシップを発揮出来れば、完璧です。
逆に言えば、どれだけ、実力があったとしても、自分一人で好き勝手に行動するような人間は、あまり評価されないので、一匹狼タイプの人には向かない会社です。
教育制度・成長環境について
アディダスジャパンは、社員教育に力を入れている会社であり、様々な研修プログラムが用意されています。
基礎研修はもちろんのこと、専門的な知識を習得するための勉強会、プレゼンスキル、マネジメントスキルなど、汎用的なビジネススキルを学ぶための研修など、その内容は多種多彩です。
不定期ですが、外部講師を招いての社内セミナー・勉強会、ビジネスレベルの英語力を養う研修なども開かれているので、スキルアップを図る機会には、事欠きません。
また、アディダスジャパンは、自主性を高く評価する会社なので、自分から積極的に動くことで、どんどん大きな仕事、重要な仕事を任せてもらえるようになります。
そこで、結果を出せば、さらに重要な仕事を任せてもらえるので、好循環で、経験を積んでいきながら、自分を成長させることが出来ます。(そういった人は結果を出しているので、給与も上がることになります。)
また、アディダスジャパンは、新しいことにチャレンジする社員のバックアップにも、力を入れている会社なので、新規事業を立ち上げやすい状況です。
実際に、新規事業を始める時には、様々な職種のスタッフが参加して、プロジェクトチームを構築して仕事を進めることになるため、自然に幅広い分野の業務に携わることになり、スキルアップという観点からみても、このうえない機会となります。
ワークライフバランスについて
アディダスジャパンは、社員のワークワイフバランスに対する意識が高く、職場環境を常により良くしようと、努力している会社です。
そのため、残業や休日出勤は少ないですし、有休についても、取得が奨励されており、実際に取りやすいです。そのうえ、フレックス制度や在宅勤務制度が導入されているので、充実したプライベートを送りながら、働くことが出来る会社です。
また、東京本社も含めて、キレイな環境のオフィスが多く、気持ち良く仕事に取り組めるという声が、社員からは挙がっています。
総じて、アディダスジャパンは、ワークライフバランスが良い会社と言えますが、管理職に就くと、仕事量が大きく増えるので、自宅に仕事を持ち帰ることや、休日にオフィスに出勤して業務を遂行することが多くなります。
また、繁忙期には、時間を問わず、仕事のメールが届くので、仕事とプライベートのメリハリがなくなってしまうというリスクもあります。
女性の働きやすさについて
アディダスジャパンでは、産休・育休制度がしっかりと整備されており、多数の社員が取得している状況です。復帰後も、休暇前のポジションに戻れる可能性が高く、時短勤務が利用出来るので、子育てに支障を来すことなく、働き続けられる環境と言えます。
周囲の理解も厚く、日頃から、職場の同僚とコミュニケーションをしっかり取っていれば、子供が病気になったなどの理由で、急に休まなければいけないというような時にも、サポートしてもらえるので、安心です。
また、キャリアアップに関しても、昇進に関して、男女差は一切ないですし、実際に、多くの女性が管理職として、働いています。近年は、特に、女性管理職の数が増えてきているので、キャリア志向が強い女性にも、オススメの会社です。
しかしながら、先ほども述べましたが、管理職に就くと、業務量が増えるため、プライベートの時間を取りにくくなる可能性があるので、その点は注意してください。
アディダスジャパンの転職先としての価値
ここまで、アディダスジャパンの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、待遇面は業界トップクラスですし、早い段階から、大きな仕事、重要な仕事を任せてもらえるので、やり甲斐がある会社です。
そのうえで、就労環境も良好なので、プライベートを充実させながら働くことも出来ます。また、教育制度が整っている会社でもあるので、スキルアップに意欲的な人にとっても、申し分がない職場と言えます。
こうやって見ていくと、メリットしかないように思えるかもしれませんが、実際、非常に良い会社なので、転職先候補として、真剣に検討することをオススメします。
もちろん、誰にでも合う会社というのは存在しないので、もしかしたら、『アディダスジャパンは違うかも・・・』という人もいて当然なので、このあたりは、自分自身の価値観・判断を最優先するようにしてください。
下記に、アディダスジャパンの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、冷静にアドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職会社は様々な企業の求人情報を保有しているので、他社の求人を紹介してもらうのもアリです。他社の求人と見比べることで、アディダスジャパンの特徴が、より明確になりますし、その過程で、もしかしたら、より魅力を感じる企業が見つかるかもしれません。
転職先を決める時に、選択肢が多いに越したことはないので、ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。
<アディダスジャパンの中途採用求人を扱っている転職会社>
※補足
このなかで、『ビズリーチ』、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』の3社については、総合系の転職会社なので、様々な業種の企業の求人案件を押さえています。もし、アパレル以外の業種の会社に興味があるようでしたら、この2社に相談してみてください。