earth、KOEなど、20近くのブランドを展開するアパレルメーカー、ストライプインターナショナル。元々は、セレクトショップとしてスタートした企業ですが、1999年にSPAに転換、以後、順調に業績を伸ばし、店舗数が200を突破するまでになっています。
今現在においても、新規店舗を次々に出店したり、新ブランドを立ち上げるなど、積極的に事業を拡大しており、それに伴い、人材採用を活発に行っています。
販売職・総合職、双方で募集がかかっていますし、近年、Eコマース事業に力を入れていることもあり、Web関連職の求人も、多くなっています。
また、衣・食・住といったライフスタイルの提案事業を展開することを狙っている会社なので、アパレルだけでなく、インテリア・飲食といった分野での実績がある人が、歓迎されています。
このページでは、ストライプインターナショナルの中途採用求人の内容や、社員の年収・就労環境などについて、まとめていますので、転職活動に役立ててください。
目次
中途採用の募集内容・選考プロセスについて
ストライプインターナショナルが、募集をかけている中途採用求人の詳細については、公式サイト内の採用情報ページにおいて、確認することが出来ます。
https://stripe-intl-job.net/jobfind-pc/#mainStaff
販売職に関しては、経験不問の求人が大半を占めているので、高卒以上であれば、誰でも正社員採用の求人に応募出来ます。ストライプインターナショナルは、社員研修制度が充実している会社なので、接客業のことが全く分からないという人でも、問題なしです。
なお、ストライプは、キャリアアップの機会が開けている会社でもあり、入社後の実績次第で、店舗責任者になれますし、そこから、スーパーバイザー・エリアマネージャーと、さらに上を目指すことが
デザイン、MD、広報といった本社勤めの総合職へのキャリアチェンジも可能なので、アパレル業界で、色々な仕事にチャレンジしてみたいという人にとっては、魅力度が高い会社と言えます。
勤務先に関しては、販売職の場合、ショップがある北海道から沖縄まで、自分が希望する地域で働くことが可能です。また、転勤を避けたいという人の場合、転居を伴う異動がない地域限定社員として、採用してもらうことも出来ます。
なお、中途の場合、年齢制限を設けている求人が多く、35歳を超えると、応募出来る求人が一気に減るので、注意してください。
一方、東京本社勤務となる総合職については、ストライプは商品開発から製造・販売までを自社で一貫して行っているSPAということもあり、デザイナー・生産管理・MD・バイヤー・プレス・Web関連・物流など、様々な職種において、募集がかかっています。
ただし、どの職種でも、募集枠自体は少なく、追加採用の必要が出てきた時に、不定期で募集をかける形となるので、タイミングによっては、求人がゼロということもあります。そのため、ストライプへの転職を狙うのであれば、こまめに求人情報をチェックするようにしてください。
もしくは、アパレル業界に強い転職会社に登録をして、新規求人が発生した時に、連絡をもらえるようにしておくことです。(一度登録しておけば、自分が望む条件に合う求人が出た時に、その都度教えてもらえます。)
このページの最後に、代表的な転職会社を数社リストアップしておきますので、参考にしてください。なお、総合職の場合、実務経験が必須となるので、未経験者が採用されるチャンスは、ほぼ無いと考えてください。
(稀に、未経験者応募可の求人が出ることもあるので、ダメ元で転職会社に相談してみるのは、アリです。)
社員年収・昇給制度について
ストライプインターナショナル社員の年収例を挙げると、下記の通りとなります。
【販売職】
- 26歳 大卒 販売スタッフ 年収350万円
- 24歳 専門卒 販売スタッフ 年収260万円
- 27歳 販売員(アルバイト) 年収150万円
- 30歳 店長 年収420万円
【総合職】
- 34歳 営業 年収350万円
- 32歳 物流 年収400万円
- 28歳 事務 年収200万円
- 36歳 企画課長 年収500万円
正社員の場合、基本給に、各種手当、年2回の賞与が付くという給与体系となっていますが、賞与額が1ヶ月に満たない年も多く、元々、給与水準が低いアパレル業界のなかでも、ストライプは、少ない部類に入ります。
残業代が全額支給されない会社でもあるので、長時間働いている人ほど、その割に給与が少ないという状況に陥ってしまいます。特に、販売職だと、収入が少ない傾向にあるので、給与に不満を持つ社員が多くなっています。
総合職については、販売職ほど給与が低いわけではありませんが、みなし残業制度が導入されているため、業務量の多い部署で働いていると、不公平感を感じるケースが多く、それを理由に、退職する人も存在します。
福利厚生については、年々改善されており、社宅制度や社割制度が存在します。社員割引は、社内販売で商品を安く買えるので、ストライプのブランドが好きな人にとっては、この会社で働く大きな理由となっています。
昇給については、年1回となっていますが、昇給額は低めです。また、給与が上がらない年もあるので、あまり期待しないほうが無難です。給与アップに関しては、役職を上げるのが、唯一の方法と考えてください。
ストライプインターナショナルの人事評価・組織体制について
ストライプでは、直属の上司が評価を行う人事制度を採用していますが、不透明な部分が多く、最終的には、評価する側の価値観次第となり、なかには、好き嫌いで判断する上司もいるため、不公平感を感じている社員が多いです。
昇進したいのであれば、上司とのコミュニケーションを取り、人間関係を良好にすることが必須と考えてください。実力や実績が、そのまま正当に評価されるとは限らないです。
ただし、文句を言わず、コツコツと業務をこなす人は、多くの部署で重宝され、評価が高くなる傾向にあるので、真面目に仕事をしている人は、一定レベルの評価を受けやすい会社ではあります。また、休日出勤をしている社員は、高評価を受ける傾向にあります。
ストライプインターナショナルのワークライフバランスについて
ストライプインターナショナルは、店舗・部署で差はあるものの、業務量が多い会社です。最近では、企業方針として、残業を減らす方向へ動いていますが、業務量自体は変わらないので、限られた時間内で、仕事をこなさなければと、かえってプレッシャーを感じる環境になっています。
前述したように、休日出勤をしないと、評価が悪くなるので、昇進・昇給を目指す場合には、プライベートを犠牲にして、仕事せざるを得ない状況です。休日に会社から電話があり、急な仕事を任されることもあります。
有給消化率についても、全社的に決して良くはありません。特に、仕事量の多い部署では、常時、人手が足りておらず、1人でも休むと、物理的に仕事が回らなくなるため、休暇の取得は厳しい状況です。
このように、ストライプインターナショナルは、決してワークライフバランスが優れている会社とは言えないので、転職を考える際には、この点については、覚悟しておいたほうがいいです。
女性の働きやすさ
ストライプインターナショナルでは、女性社員が多数働いており、管理職に就いている女性も少なくありません。女性でも、男性社員と同じように、重要な仕事を任されていますし、昇進についても、男女差はなく、平等です。
コミュニケーションが上手で、人間関係を良好に保てる人、業務量の多さに耐えられる人であれば、キャリアアップの可能性は十分にあります。
また、子供が10歳になるまでの社員を対象としたキッズプラン10という独自の育児支援制度があり、特別休暇や1日4時間の時短勤務、育児手当などが用意されているので、結婚・出産を考えている人にとっては、働きやすい職場と言えます。
ただし、業務量が多い部署だと、時短勤務や休暇を取ることで、他の社員にしわよせがいき、業務負担が増えてしまうため、取得しづらいという雰囲気があるようなので、このあたりの状況については、事前に確認しておくことをオススメします。
ストライプインターナショナルの転職先としての価値
ここまで、ストライプインターナショナルの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、決して良いところばかりではないので、転職の判断については、慎重に下すようにしてください。他社の求人と比較しながら、じっくり検討することをオススメします。
下記に、アパレル業界に強い転職会社をリストアップしておきますが、当然、彼らは他社の情報も押さえているので、ストライプ以外の会社の求人についても、問い合わせてみてください。
希望条件を伝えれば、どの会社が最も、その条件を満たすのか、客観的な視点で、判断してもらえたりもします。転職先を決める際には、何かと頼りになる存在なので、うまく活用してください。
<アパレル業界に強い転職会社>
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転職を目指す会社が決まった場合、先ほども触れたように、年収などの条件交渉を代行してもらうことも出来ます。年収アップに成功するケースが少なくないので、ぜひこういったサポートも受けてみてください。