フランドルの中途採用事情

 

イネド、イヴォン イネド ヌーヴェルヴァーグ、マーリエ パー エフデなど、複数の高級レディースブランドを展開する、中堅アパレルメーカー、フランドル。素材にこだわった商品が定評を得ているメーカーです。

 

20~50代と、幅広い年齢層から支持を受けているブランドですが、これまでの主販路だった百貨店の店舗閉鎖が相次いでいることから、EC販売の強化に努めると同時に、品揃えを広げるため、自社商品の開発ペースを速める、他社とのコラボ商品の取り扱いを強化するといった施策を行っています。

 

人材登用については、販売職・総合職を問わず、中途採用の求人が出ていますが、上記のような背景があることから、商品企画、デザイナー、パタンナーといった商品開発業務、社内SE、Webデザイナー、WebディレクターといったEC関連業務の求人が増加傾向にあります。

 

いずれにしても、フランドルへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングを逃さず、真剣に検討してみることをオススメします。

 

このページでは、フランドルの中途採用の傾向、及び、社員の年収・給与水準、社内の労働環境についてまとめていますので、参考にしてください。

 

目次

フランドルの中途採用求人の傾向

フランドルでは、各種ブランド別に採用が行われています。中途に関しては、数としては、販売職の求人が最も多くなりますが、総合職に関しても、冒頭で触れたように、商品開発業務・EC関連業務を中心として、様々な職種において、募集がかかっています。

 

応募条件ですが、販売職に関しては、経験不問で誰でも応募出来ますが、採用時には、能力・スキルを厳しくチェックされるので、経験者のほうが有利です。また、給与についても、経験・能力に応じて算出されるので、経験の有無によって、初任給が大きく変わってきます。

 

ただし、未経験者でも、採用される可能性は十分にありますし、入社後の頑張り次第では、すぐに給与を上げてもらえるので、アパレルで働いてみたいという人にとっては、最初の職場としてオススメです。

 

一方、総合職に関しては、該当業務に関する1~3年程度の実務経験が要求されるというのが、一般的なケースです。ちなみに、EC関連業務に関しては、他業種における経験でも可となっているので、アパレル業界経験がない人でも、問題なしです。

 

求人情報の入手方法

フランドルは、採用情報サイトを用意しており、そちらのサイトから、中途採用の求人情報を入手することが可能です。
http://www.flandre.ne.jp/recruit/

 

また、転職会社経由でも、募集をかけているので、そちらからでも、フランドルの求人情報を入手することが出来ます。

 

どちらからでも、入手出来る情報に変わりはありませんが、転職会社の場合、様々な企業の求人案件を扱っているので、フランドルを含めて、複数の企業の求人案件をチェックしてみたいという時には、情報源として活用すると便利です。

 

(求人情報をまとめて教えてもらえるので、自分で探す手間が省けて、楽です。)

 

このページの最後に、フランドルの中途採用求人を扱う転職会社のなかで、代表的なものをリストアップしておきますので、参考にしてください。

 

フランドルの社員年収・昇給制度について

フランドルに勤務する社員の給与水準ですが、年収事例をいくつか挙げると、下記の通りとなります。

 

【販売職】

  • 27歳 ショップスタッフ 年収240万円
  • 30代 販売スタッフ 年収280万円
  • 30代 店長 年収320万円
  • 40代 エリアマネージャー 年収400万円

【総合職】

  • 20代 事務 年収280万円
  • 30代 商品企画 年収300万円
  • 30歳 営業 年収300万円
  • 40代 営業課長 年収500万円

 

フランドルは、基本給に加えて、年2回の賞与がもらえる給与体系となっています。福利厚生については、各種保険が用意されている程度ですが、洋服を社員割引価格で買える制度があり、かなり安くなるので、社員からは好評を得ています。

 

また、フランドルでは、残業代が全額支払われているので、サービス残業の心配は不要です。賞与については、会社の業績によって、決まるのですが、近年は、業績がそれほど良くないため、賞与額が下がっています。

 

今後も業績が悪化すると、上記の年収事例より、給与が低くなる可能性があるので、注意が必要です。このあたりの詳細が気になる人は、転職会社に問い合わせれば、教えてもらえるので、連絡を取ってみてください。

 

(フランドルに直接問い合わせるのもアリなのですが、働く側の人間にとって、耳障りの情報は、それとなく、ぼやかされる可能性もあるので、第三者的な存在である、転職会社に確認したほうが、より確実です。)

 

昇給については、制度自体はあるのですが、管理職にならない限り、大幅に給与が上がることはないので、あまり期待しないほうがいいです。

 

そういったこともあるため、フランドルへ転職する際には、初任給が非常に重要となってきますが、中途採用の場合、交渉次第で数字が変わってくるという要素もあるため、会社側からの提示額に満足出来ない時には、そこで妥協せず、キチンと交渉するようにしてください。

 

もし、こういった条件交渉を自分で行うのが不安ということであれば、転職会社に代行を依頼してください。彼らは、この手の交渉経験を豊富に有しており、慣れているので、シコリを残さない形で、うまく話を進めてくれます。

 

実際、条件アップに成功するケースが多いので、交渉ベタな人が、自分で何とかしようとするよりも、最初から任せてしまったほうが賢明です。

 

フランドルの評価制度について

フランドルでは、勤続年数に比例して昇進のチャンスが増える、年功序列制度が採用されていましたが、2016年に人事制度が変わり、業績や売上といった数字を見て査定を行う、成果主義制度に変更されました。

 

査定結果については、社内で公開されており、誰でも確認出来るガラス張りの状態になっているなど、完全な実力勝負の世界となってきています。

 

それに伴い、社内の雰囲気も、結果を出す人間を大切にする(尊重する)ものになってきているので、自分の力で勝負してみたいという人にとって、やり甲斐が感じられる環境に、なりつつあると言えます。

 

ただし、これを逆から見れば、成果に対するプレッシャーに弱い人、マイペースで働きたいという人にとっては、居心地の悪さを感じてしまう環境ということになり、実際、これまで、フランドルで働いてきた人のなかにも、制度の変化についていけず、不満を募らせている人も出てきています。

 

そういった意味では、人によって、向き・不向きがハッキリ分かれる会社になってきているので、転職の有無について判断する時には、くれぐれも、この点に考慮するようにしてください。

 

教育制度・成長環境について

フランドルは、社員教育に力を入れている企業であり、基礎研修から応用研修まで、様々な教育プログラムが用意されており、自分の力量に応じて、スキルアップを図ることが出来ます。

 

販売スタッフに対して、経営学に関する研修が行われるなど、日常業務に関連する専門知識以外のことについても、学ぶ機会が用意されているので、成長意欲が高い人にとっては、なかなか魅力的な環境です。

 

なお、フランドルでは、『シスター制度』と呼ばれるOJT制度が導入されており、経験が浅いスタッフに関しては、専任の教育担当が付いて、日常業務をフォローするように仕組み化されているので、未経験者でも、不安なく仕事に取り組むことが可能です。

 

ワークライフバランスについて

以前のフランドルは、一人当たりの仕事量が多く、深夜残業や休日出勤など当たり前、有給についても、取得することが困難なため、プライベートの時間を充実させるのは、まず無理という会社でしたが、近年、就労環境の改善が図られ、公休が増えるとともに、残業時間が削減傾向にあります。

 

ただし、部署や職種によって、改善度合いにバラツキがあり、いまだに、拘束時間が長い職場も存在します。特に、遅くまで開いている大型店舗勤務の販売職は、ワークライフバランスが悪くなる傾向にあります。

 

その一方で、残業が殆どなく、有給が取りやすい職場もあるように、配属先によって就労環境は、バラバラなので、転職する際に、ワークライフバランスを重視するという人は、自分が希望する職種の状況について、事前に確認することをオススメします。

 

(待遇面同様、このあたりの状況についても、転職会社に問い合わせれば、最新の状況について、すぐに教えてくれます。)

 

女性の働きやすさについて

フランドルは、女性社員の比率が高い会社ということもあり、待遇面・条件面については、男女平等です。昇進のチャンスについても、男女で差が生じることはなく、管理職に就いて活躍している女性社員が多数存在する会社なので、キャリア志向が強い女性にもオススメです。

 

また、育児に対するサポート体制も整っており、産休・育休については、誰でも、希望通りに利用することが出来ますし、復帰後には、時短勤務で働くことが出来ます。

 

また、子供の急病などが原因で、急に休まざるを得なくなった時にも、簡単な申請で休みをもらえるので、子育てと仕事の両立が図りやすい状況です。

 

フランドルの転職先としての価値

ここまで、フランドルの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、印象としては、いかがだったでしょうか。

 

社内教育に力を入れている会社なので、基礎から応用まで、段階を追って、仕事に必要な知識を習得出来るようになっていますし、汎用的なビジネススキルについても、学ぶことが出来るので、成長志向が強い人には、特にオススメの会社です。

 

しかしながら、業績不振から、給与が安定していないことや、職場ごとに就労環境が大きく違うなど、懸念すべき点もあるため、『絶対にフランドルに転職すべき!』と、断言するまでのことは出来ません。

 

最終的には、他社との兼ね合いということになってくると思いますので、フランドルの求人だけでなく、他社の求人もチェックして、総合的に判断することをオススメします。

 

下記に、フランドルの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社をリストアップしていますが、彼らは、様々な企業の求人情報を押さえているので、ぜひ、他社のことについても、聞いてみてください。

 

(転職先に希望する条件を伝えれば、それらの条件に見合う求人を探し出してくれます。)

 

また、どの会社にすべきか、判断に迷うようであれば、転職先選びについて相談することも可能です。客観的な視点で、冷静にアドバイスしてくれるので、参考になります。転職先を絞りこむ際には、転職会社は何かと役立つ存在なので、うまく活用してください。

 

<フランドルの中途採用求人を扱っている転職会社>

 

※補足
このなかで、『リクルートエージェント』、『マイナビエージェント』の2社については、総合系の転職会社なので、様々な業種の企業の求人案件を押さえています。もし、アパレル以外の業種の会社に興味があるようでしたら、この2社に相談してみてください。