異業種からアパレル業界への転職

 

アパレル業界というのは、未経験者の採用に積極的な業界と言えます。特に販売職(ショップ店員)の求人に関しては、未経験者応募可の求人案件が多数見受けられます。

 

ただし、だからといって、経験がなくてもいいんだと安易に考えるのはダメです。あくまでも『応募可』であり、採用することを保証しているわけではないからです。

 

求人を出せば、複数の人間が応募するのが普通ですが、そうなると、当然雇う側は応募者を比較して、最も役立ちそうな人を採用することになります。何も知らないという人は真っ先に落ちるので、幾ら応募しても面接に通らないという結果になります。

 

こういった現実を踏まえて、少しでも採用される確率を上げるための努力をしておくことをオススメします。

 

企業が評価する人材とは?

同じ未経験者であれば、会社は下記の順番で応募者を順位付けします。

 

  1. 該当業務と親和性の高い仕事をしてきた人
  2. 該当業務に関する知識を身につけている人
  3. 全く何も知らない人

 

アパレルショップの販売員として働いた経験はないけど、レストランでウェイターとして働いていた、旅館の仲居をやっていたというのは、同じ接客業の経験があるということで、1に当たります。

 

接客というのは、業種が変わっても根本は一緒なので、サービス業での勤務経験がある人はショップ店員の求人に申し込む時には有利です。

 

総合職でも一緒です。広告代理店で働いていたとか、自動車メーカーでマーケティングの仕事をしていたという人は、アパレル業界のマーケティング・広報の求人に申し込む時には有利です。

 

こういった立場にある人は、何も言うことはありません。かなり有利な状況にあるので、すぐに動くことです。

 

もし、こういった職歴がないという場合に、次善の策として取れるのが、該当業務に関する知識を身につけるということです。

 

ショップ店員の求人に応募する意思があるのであれば、販売という仕事やアパレル業界のことについて勉強してみます。短期アルバイトでもいいので、実際に働いてみるというのもアリです。

 

Webデザイナーのように専門スキルが必要とする仕事であれば、少しでも多く、そのスキルを身につけるという感じですね。

 

転職時は知識よりも経験が重視されるので、いくら勉強しても経験者には及びませんが、経験がない者同士であれば、より知識量が多いほうが採用されますので、勉強することも大切です。

 

最後の経験も知識もないというのは、最悪というか、この状態で応募するほうが間違っています。これから自分が働こうと考えている仕事なのですから、少しでも勉強しておくべきです。

 

こういった人は仕事に対する真剣度・本気度が低いので、そういった意味でも仕事を得るのは難しいと言えます。

 

転職時に採用のスキルはマネジメント

最後に、アパレルだけでなく、あらゆる業界で言えることですが、転職時に最も高い評価を得るスキルがマネジメントです。

 

部下を管理出来る能力がある人材というのは、どの業界でも引く手あまたです。人のマネジメントというのは、それこそあらゆる業界で共通することなので、異業種にいたというのも支障になりません。

 

たとえば、アルバイトでもリーダーとして働いていたということであれば、企業側の見る目が違ってきます。(アパレルショップの店員であれば、十分に武器となる経験値です。)

 

ですから、コンビニやファミレスでもいいので、その職場において中心人物として働くという経験をしておくことをオススメします。これだけも採用時に有利な立場に立てます。